
スポーツの熱狂を先取りすることを目指す「ABEMAスポーツタイム」(毎週日曜夜10:00-10:30 ABEMA SPORTSチャンネル)の11月16日放送回では、槙野智章がサッカー日本代表のボランチ争いを解説。現時点で槙野が考えるベストなボランチコンビを語った。
ボランチの代表争いに注目
放送日の11月16日は、1997年同日にサッカー日本代表が初めてW杯出場を果たした「ジョホールバルの歓喜」の日。今回はW杯で優勝を目指すサッカー日本代表のボランチの代表争いに注目した。
キャプテンの遠藤航選手やケガで招集外になっている守田英正選手に加えて、田中碧選手、藤田譲瑠チマ選手、佐野海舟選手、鎌田大地選手の計6人がメンバー選出に向けて鎬を削っているボランチのポジション。槙野が考える現時点のベストなボランチコンビを聞くと「佐野選手と鎌田選手」と回答。
大前提として、全員がヨーロッパのチームでポジションを獲得している素晴らしい選手とした上で、
「これまでの森保ジャパンなら、守田選手と遠藤選手で考えられていたと思う。だけど遠藤選手は今、所属チームでプレータイムを確保できておらず、守田選手もケガで招集外になっている。ドイツでも活躍する佐野選手と、攻撃的なプレースタイルながら一歩下がる位置で動ける鎌田選手の二人がベストなのではないか」と解説する。
また、佐野選手と鎌田選手の強みとして「ボールを奪える、動かせる。そしてピッチの前後左右を縦横無尽に走れる」と語り、「今のベストコンディションで言うなら、佐野選手と鎌田選手はお互いを補い合える。いろんな選手がいるので、足りないものを補える二人がいいと思う」と締めくくった。
解説を聞いていたコットン西村真二の真剣な表情を見た槙野が「ボケとツッコミみたいな。ボケ同士、ツッコミ同士よりもいいでしょ」と伝えると、西村も「なるほど、面白い!」と笑顔を見せた。
さらに序列を聞かれると「森保監督はこれまで積み上げてきたものを大事にしている。前大会のカタール戦を考えると守田選手、遠藤選手、田中選手の三人だった。でも今は佐野選手も力を発揮している。本来なら鎌田選手はボランチよりも前のポジションなので、ボランチメインで考えるなら四人が選ばれるのではないか。相手チームに応じて、鎌田選手を下げてボランチにしたりと戦略を変えられる」と説明。
バランサーについてはキャプテンの遠藤選手の名前をあげ、「やっぱり経験値があるし、チームの流れを変えるためのプレーができる選手」と称えながらも「ただし今はコンディションがあまり良くない。連戦や時差を考えると、年齢が若い選手が入る可能性もある」と、メンバー争いの厳しさを語った。
攻守で躍動する“佐野海舟”のすごさ
ボランチのポジションで争う6人の中でも特に目覚ましい活躍を見せるMFの佐野海舟選手について、槙野は「ドイツのチームでプレーして、中盤でボールを奪える能力をつけてきた。これまでフィジカル面は日本代表の弱点と言われていたけど、ピッチ中盤でも積極的にファイトしてボールを奪いに行ける選手が入ったのはすごくいいこと。今、けがで控えている選手たちにも相当プレッシャーがかかっていると思う」と絶賛。
14日に行われた親善試合のガーナ戦であげた一点目の映像を振り返り、「中盤でボールを奪えるだけじゃなくて、ゴール前まで運んでからパスできる。今までなら奪った後にすぐパスしていたはず。ここが佐野海舟のすごいところなんです!」と熱弁する。西村が「ディフェンスにもオフェンスにも、両方に使える能力を持ってるってことですね」と返すと、槙野も「その通り!」と熱く頷いた。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
毎週日曜夜10:00-10:30 ABEMA SPORTSチャンネルにて生放送
【11月16日 #112】
「ABEMAスポーツタイム」
































