
四季の“悪夢”に登場していた本当の人物とは
“ちょっとだけ”エスパーになった文太だが、与えられた使命は“ちょっとだけ”というわけではなかった。1万人の命がかかっている予定を、未確認因子により遅れているため、大きな変化で状況を進めなければならない。文太は「ちょっとだけのはずでしょ?」と嘆きつつ、それを知らない桜介たちとミッションに挑んだ。
具体的には、ある組織が受け渡しを行う青いアタッシュケースを奪って海中に沈めるというもの。アタッシュケースの中身は、ウィルスでテロが実行されようとしていた。
文太たちが協力して遂行しようとすると、未確認因子の邪魔が入った。それは、前回のラストで驚きを読んだ、久条(向里祐香)、市松、桜介の息子・紫苑(新原泰佑)だった。Eカプセルを飲んだ彼らのエスパーは、久条が年寄りには聞こえないとされるモスキート音を出せること、市松は涙や鼻水などで脱水させること、紫苑はスタンガンのような電流を流せることだ。
ただ、彼らも“使命”を持って挑んでいた。彼らから見れば、文太たちがヴィランというわけだ。文太が市松の体に触ると、「1000万人が死ぬ、あんたのせいで」という心の声が聞こえた。
文太たちに四季が加わっての戦いとなったが、突如、「ジャンクションを戻しに来た」と白い扮装をした謎の老人(麿赤兒)が現れた。彼は市松ら3人に続いて天を指さすと、晴天にも関わらず雪のようなものが降って来て、市松たちの姿が消えた。
兆が言っていた「1万人」と市松の言う「1000万人」はかなりの差がある。驚きの力を持つ老人の存在と合わせて、また謎めいた展開に。しかし、衝撃はそれだけではなかった。
空から舞い落ちる雪を見上げる四季の脳裏にある景色が浮かんでいた。それはこれまで四季の悪夢として挟み込まれていた映像で、雪にも似た灰が舞い散り、電柱からは火花が散ったがれきの近くで血を流して倒れている文太。それが今回は、倒れていたのが兆だったのだ。
SNSには「やっぱり兆は四季の夫?」「兆は四季の本当の夫だから『愛してはならない』ってことなのかな」などの声が上がった。“悪夢”が現実に起きていたことであれば、時空を超えていることになる。兆が目指す10年後を変えるというのは、そういうことなのか。さらなるSF展開で面白さが一層増した。
※宮崎あおいの「崎」は正しくは「たつさき」
◆文=ザテレビジョンドラマ部

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