
文太が兆の体に触れると…
久条が探ろうとしていた兆の正体。終盤で驚くことが判明した。
文太たちの動きと同時進行で、文太のEカプセルを間違えて飲んでしまった四季が兆と会ったことで、自分の記憶に違和感を持ち始めた。たびたび見ていた悪夢に出てきた人物が文太ではなく、兆ではないか。そして兆によく似た“文人”という人物を思い出す。
「文人(ふみと)だから、文(ぶん)ちゃんって呼ぶ?」。文人は兆なのか。文太が“ぶんちゃん”ではないのか。四季は困惑して泣き叫んだ。四季が泣き疲れて眠ったところで、文太は兆のもとに向かった。
文太が「あんたが四季の夫で、“ぶんちゃん”なんだろ」と問い掛けると、何も答えずに立ち去ろうとする兆。文太は「待ってください」と肩に手を伸ばすと、その手が兆の体をすり抜けた。
もう一度試しても同じだった文太は、「エスパー?」と尋ねた。兆は「私にエスパーはありません」と否定し、「この姿は、立体映像です。私の実体は未来にある。2055年。ここから30年後」と明かした。
30年後の世界でタイムマシンは発明されていないが、過去にデータを送る方法は発見されたのだという。

市松がボスとしていた「アイ」の正体が判明
兆は未来の人物。それは分かったが、正義か悪かという面での正体はまだ不明だ。予想をはるかに超える展開となってきたが、ラストはさらに驚かされた。
紫苑の父親である桜介が、紫苑を心配して市松に「二度と近づくな」と忠告。すると、桜介が触れていた市松が苦しみだした。桜介は花を咲かせるエスパーを発現しているが、その力が恐ろしい方向に増幅しているようだった。
驚きは、それだけではない。苦しむ市松が自分たちの“ボス”である「アイ」のことを思い返す様子が映し出された。あるとき、突然作業していたパソコンにチャット画面が立ち上がり、「I」という人物からメッセージが送られてきた。なんとその「I」は、2055年の市松自身と告げた。「アイ」は、英語で“私”を意味する「I」ということだったのだ。
冒頭、兆は市松のことを「のちの市松博士」と知っていた。兆の実体と、のちの市松が同じ未来に存在するわけだが、だとしたら両者が主張する亡くなるとされる人数の違いはどういうことなのか。そして兆と文人が同一人物であれば、若々しいままなのも不思議なところでもあるし、桜介の力の変化もどうなっているのか。
視聴者からは「謎が解けたかと思いきや、また新たな謎が」「謎が深まってる」「謎の絡み合いが絶妙」と、ちょっとだけじゃない超SF展開を楽しむ声が続々と上がっている。
※宮崎あおいの「崎」は正しくは「たつさき」
◆文=ザテレビジョンドラマ部

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