
ルイはベビスタのために麗子と対峙
麗子の元を訪れたルイは、殺されたベビスタの元メンバー・ミチル(なえなの)との関りに気付き、探ろうとしていると、望月と大阪府警の坂本(坪倉由幸)がやって来た。毒物事件の犯人は、麗子の秘書・柳田(佐々木久美)だったという。河都を崇拝していた柳田は、ルイたちがエスコートクラブを運営していた河都について暴露したことで逆恨みをしていた。
望月たちが帰ったあとの麗子の発言から、麗子が柳田をそそのかしたと思ったルイ。その証拠はないが、河都が失踪した現場に落ちていた麗子のハンカチと麗子がミチルと会った証拠を差し出す。
挑発的な麗子と取っ組み合いにまでなったルイだが、それらの秘密を警察や世間に話さない代わりに、ベビスタに二度と危害を加えず、スポンサーは今まで通り続けてほしいと交渉し、麗子は受け入れた。
テルマとイズミにそのことを報告したルイは、「トラブルを解決したら、また3人で仲良くなれるんじゃないかって」と打ち明ける。ハッとしたテルマとイズミは和解するのだった。

矢崎がひょう変!視聴者から悲鳴上がる展開へ
一方、「私は一番の勝ち組でいなきゃ」とルイに語った麗子は、エスコートクラブの件で世間の評価が失墜した河都をすでに見限っていて、「完璧な夫婦」となる次の相手に向かおうとした。それが矢崎だ。
実は前回、麗子は矢崎に娘が矢崎の子だとも明かしていた。その矢崎は、第9話の序盤で、家族がいない矢崎にとって大学時代に出会った河都と麗子が家族みたいなもので、河都が行方不明になったことで麗子とその娘を守りたいとルイに話した。似たような境遇のルイはそれに共感していた。
だが、そんな矢崎がひょう変する。「体を売って生きる女は嫌い。アイドルも体を売る女たちと同じよ」と言った麗子に、「見せたいものがあるんだ」と“秘密の場所”へ連れて行く。
いつもと様子の違う矢崎を不審に思う麗子。すると矢崎は「例えばの話なんだけどね、ある女性が自分の夫が罪を犯したと分かって、すぐに別の男に乗り換える。その男との子どもも別の男の子どもだと言い張って、その男に色仕掛けで迫る。…こういうのは女を使って生きるとは言わないのかな?」と話す。確かに過去に1度だけ関係を持ったが、矢崎の子どもであるという確証はこの時点ではない。
そして矢崎は突然「お前みたいな女は大嫌いなんだよ!」と声を荒げ、室内へと強引に麗子を引き入れると、そこには失踪した河都が監禁されていた。
憔悴しきった河都は、麗子に気付くと「逃げろ、逃げろ」と声を絞り出す。怯えた麗子が逃げ出そうとするが、その後ろから血濡れた斧を持った矢崎が近づいた。斧というと、ミチルを襲った人物が持っていたものだ。矢崎は、ミチルを始め、河都のエスコートクラブにいた女性たちを手にかけた連続殺人事件の真犯人だった。
ドラマオリジナルの連続殺人事件。視聴者の考察では矢崎が怪しいとの声が上がってもいた。ただ、SNSには女性への憎しみをあらわにした矢崎のひょう変ぶりが「予想の斜め上」「想像以上」「怖過ぎる」といった投稿が相次いだ。視聴者を震わせた矢崎を演じた増田の真骨頂でもあった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

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