
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は2025年10月にWEBザテレビジョンで配信した「マンガ部」の記事の中から、大反響を巻き起こした漫画TOP5を紹介する。
※サイト上での閲覧数からランキングを算出
第5位『魔王シオンシリーズ』

第5位は、SNSに4コマ漫画をアップしているゴードン松坂さんの『魔王シオンシリーズ』。勇者によって倒された魔王が、歳月を経て復活した様子を描いた4コマシリーズだ。
以前X(旧Twitter)にポストされると、1.3万もの「いいね」と共に、読者からは「4コマで終わらすのがもったいないくらい良い話だった」「ラストで感動」などの声が寄せられた。
<あらすじ>
勇者によって倒された魔王は、「いずれ私は復活する」という言葉を最後に残した。歳月が経ち、言葉通り復活を果たした魔王は、手始めに勇者の生まれ故郷を滅ぼそうと企てる。
しかし、勇者は3年前に95歳で他界していた。その事実を知った魔王は、毎日勇者の銅像を掃除し、花を手向けるようになりーー。
第4位『口紅をつけて出社する新入社員が気になる』

第4位は、漫画家・篠原ともさんの『口紅をつけて出社する新入社員が気になる』。同作はcomic POOLにて連載中の作品で、メイクによってつながる元ビジュアル系バンドギタリストの部長・東原隆弘と元アイドル志望の男性新入社員・新発田利央の様子を描いたハートフルコメディだ。
以前篠原さんのXに「昔のバンドメンバーが配信者になっていた。」と題した第7話の後編が投稿されると、3000を超える「いいね」や、「元バンギャとして懐かしくなった」「まさかの元メンバーとの再会で笑った」といったコメントが寄せられた。
<あらすじ>
ある夜、東原部長は妻の純子と電車で帰宅していた。純子は、部長と部下の新発田が写った加工写真を見て「今は気軽に自分をアピールできていい時代ね」とつぶやき、自分がバンギャルだった頃を懐かしんでいた。
さらに純子は、かつて部長が所属していたバンド「Hazymoon」のメンバーについて「もう連絡を取っていないの?」と尋ねる。しかし、連絡がつかなくなったメンバーもいるため、部長は20数年前の解散以来、誰とも会っていなかった。
部長は「ミュージシャンとしての夢に未練はない」と言いながらも、「ただ、応援してくれたファンの前で解散ライブをできなかったことだけが心残りだ」と語った。
翌日、出社後に周囲からの視線を強く感じた部長は、“部長と新発田の加工写真”がSNSで話題になっていることを知るーー。
第3位『心が通う話』

第3位は、おあーさんがX(旧Twitter)に投稿した『心が通う話』。人間のことを心底憎み体を乗っ取った人魚と、人魚に体を乗っ取られていく人間の対立と共存を描いた作品だ。
8月4日にX(旧Twitter)へ本作が投稿されたところ大きな反響を呼び、多くの「いいね」と共に、ネット上では「なんて素晴らしい物語」「切ないけど綺麗だな」「本当に泣いてしまった」という声が寄せられた。
<あらすじ>
不老不死になると言われる人魚の肉を食べた男女。その後、男は自分で首を掻き切り、女は左手を人魚に乗っ取られた。食われた人魚の呪いだった。女もすぐに殺しても良かったが、人魚は少しずつ女の体を奪って殺すことにした。
しかし、一つの身体で長い時間を共に過ごし、協力し合うようになるにつれて、女のつらい記憶や初めての体験、人魚の名前など、互いのことが少しずつ分かるようになっていく。だがその一方で、声や足など、女の身体は少しずつ人魚のものになっていった――。
第2位『ギャルと有休の挨拶』

第2位は、からばく社さんが描く『ギャルと有休の挨拶』。本作は、放射線技師として働くギャルの姿を描いた「ギャル技師ちゃんシリーズ」の中の一作だ。
からばく社さんが9月17日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、1.2万件を超える「いいね」と共に、「わかる」「普通に使用して良い世の中になってほしいですね…」「日本ってこういうとこ無駄」「弊社にはない習慣…」など、反響の声が多く寄せられている。
<あらすじ>
労働者の権利である「有給休暇」。職場で有休を取ったあとに「有給いただきありがとうございました」という人が存在する。
放射線技師として働くギャル技師ちゃんは、そんなときにどんな顔をすればよいのか迷ってしまうのだったーー。
第1位『僕らには僕らの言葉がある』

堂々の第1位は、詠里さんの漫画「僕らには僕らの言葉がある」。本作は、“ろう”のピッチャー・相澤真白と、“聴”のキャッチャー・野中宏晃による、男子高校生バッテリーの青春を描いた作品だ。
出版社であるKADOKAWAのX(旧Twitter)アカウント「カドデン一般書PR」が8月29日にX(旧Twitter)に第5話をを投稿したところ、3,900件を超える「いいね」が集まった。投稿されたX(旧Twitter)には「号泣」「涙がボロボロ出てきて止まらない」「知ることは大事ですね」「聴覚障害や手話や周囲の人との関わりのことについてすごく丁寧に描かれていてとても好き」「聴覚障害児(難聴児)だった私の苦しみや悲しみ、諦め感、聞こえなくなったことへの喜び憧れ全部詰まってる」など、多くの声が寄せられている。
<あらすじ>
主人公の真白(ましろ)は、生まれつき耳がまったく聴こえない男子高校生だ。もともとはろう学校で野球をしていたが、高校では硬式野球に挑戦するため、普通学校へ進学し、野球部でキャッチャーの野中と組むことになる。
本作の第5話は、真白の母・芙美子(ふみこ)に焦点を当てたエピソード。芙美子も耳が不自由で、幼い頃は補聴器によって片耳だけ、かすかに音が聴こえていた。しかしある日突然、完全に聴こえなくなってしまう。芙美子は両親に向かって「やっと何も聴こえなくなった!」「夢が叶ったのよ!」と喜ぶ。その姿を見た両親は――。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。



























