白崎に問い詰められて、羽山は涙を流す
主演映画「ラストノート」の撮影中に、母・はるかとの過去がよみがえり、演技に苦悩する羽山。同時にオファーされていた海外作品の主演オファーも自身の過去と感情との折り合いをつけられず、及び腰になってしまう。
「うまく演じられる気がしない」と弱気な羽山に「不安なんですか?」と尋ねる白崎。
「俺だってずっと不安です。麻水さんはいつも俺より何歩も先行ってて、全然追いつかなくて。いつになったら俺は麻水さんの隣に並べるのかなとか、どんどん進んでく麻水さんにこれ以上置いてかれたらどうしようって…」と白崎は胸の内を明かす。
「そんなことにはならないよ」と羽山が否定すると「なんで?だって麻水さん今すごいオファー受けてるじゃないですか。海外スタジオの映画なんてどんなに受けたくてもそんなオファーなかなかないですよ」と白崎が言うと、視線を落とす羽山。
「なのに断るんですか?」とさらに白崎が質問すると、羽山は目を泳がせてから「母も俺が父の映画に出ることは望んでないと思う」と話す。
「麻水さん自身はどうなんですか?」と白崎に問い詰められて答えられない羽山。「麻水さんがほんとにやりたくないんならやんなくていいと思う。でも今の麻水さんはやらない理由を考えてる気がする」と白崎。「そんなことないよ、俺だって一生懸命考えて…」と羽山が説明しようとすると白崎は遮って「嘘、麻水さんはほんとはどうしたいんですか?」と聞く。
黙っている羽山に「誰のために芝居してるんですか?」と白崎は涙を流しながら立ち去り、羽山も涙を拭うのだった。
素直に思いをぶつける白崎の気持ちもわかるが、内なる思いに珍しく涙を流す羽山が切なく胸に迫ってこちらも涙がこみあげてきた。X(旧Twitter)でも、「破壊力ヤバかったーー」「羽山さんの葛藤する姿と描かれ方、演技があまりにも良くて涙出た」「もう1人じゃないよ麻水さん」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳
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