
草なぎ剛が主演を務めるドラマ「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第8話が12月1日に放送された。母の生前整理を通して、樹(草なぎ)と知り合った真琴(中村ゆり)。距離が縮まっていた2人だが、突然切ない展開を迎えた。(以下、ネタバレを含みます)
遺品を通して家族や人生を向き合うヒューマンドラマ
本作は、妻を亡くし、シングルファーザーとして生きる鳥飼樹(草なぎ)が、遺品整理会社「Heaven’s messenger」の仲間たちとともに、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマ。
遺品に刻まれた残された者へのメッセージを解き明かすほか、切ない大人の恋も描かれる。
手広く事業を展開する御厨ホールディングス次期社長の妻で絵本作家の真琴を中村ゆり、「Heaven’s messenger」の新人遺品整理人・久米ゆずはを八木莉可子、現場歴10年のベテラン遺品整理人・矢作海斗を塩野瑛久、「Heaven’s messenger」の社長・磯部豊春を中村雅俊、真琴を未婚で生んだ母で「Heaven’s messenger」に生前整理を依頼する鮎川こはるを風吹ジュンが演じる。
真琴に寄り添った樹…それを真琴の夫が知る
樹は真琴に付き添い、下田の海にこはるの遺骨を散骨。その海辺で涙をこぼした真琴の肩をそっと抱いた。
そんな中、御厨ホームズで多数出ている自殺者の遺族が集団訴訟を準備していることを調べている真琴の夫・利人(要潤)。磯部の息子もその自殺者の1人であることから、動きを追っていた。そして、14人目の自殺者・小林太陽(末廣拓也)の遺品整理を磯部の会社が請け負った報告を秘書から受ける。そこで秘書は加えて、こはるの散骨のときの樹と真琴の様子をとらえた写真も渡した。
その写真を見て笑い出す利人。驚く秘書に、利人は「聖人君子みたいな顔をして、鳥飼樹も所詮はただの男なんだなって思ってね。ありがとう。初めてあの男に親しみがわいたよ」と言うのだった。
その夜、食事をしながら散骨について切り出し、「1人で寂しかったんじゃないかと思って」と利人。真琴は「あぁ、まさか。子供じゃないから」と答えた。
だが、利人は食事を終えたあとの皿の下に写真をしのばせていた。皿を下げようとして見つけて驚く真琴。それを背中越しに感じた利人はほくそ笑んだ。



































