
利人に問われた真琴は樹への思いを明かす
SNSには「ゾッとする」「ホラー味感じました」「陰湿」といった反響が上がったが、さらにゾッとする言動が続いた。
翌朝、出社するとき、見送りにきた真琴が「いってらっしゃい」としか言っていないにも関わらず、「今、離婚を切り出すのは得策じゃないんじゃないかな。確実にあの男を巻き込むことになる」とチクリ。真琴が「鳥飼さんとは何も…」と言い返すと、少し前に実父を探しに下田に行った際と散骨の際、二度うそをついたことを指摘。「三度目も平気でうそをつく」とくぎを刺すように言うのだった。
しかし、真琴はある決断をすることになる。
こはるから樹への遺品を「Heaven’s messenger」に持っていった真琴。あいにく樹は不在だったが、樹の息子・陸(永瀬矢紘)と遊んでいるときに、磯部の息子の写真を見つけた。磯部の妻・美佐江(大島蓉子)から話を聞いた真琴は、利人に小林太陽の弟・陽翔(山時聡真)のことで話があると切り出した。
陽翔は、兄の自殺後、スマホとパソコンを同僚が持ち去ったと知り、SNSに御厨ホームズを糾弾する投稿をしていた。御厨ホールディングスでは、彼を提訴する予定だったが、真琴はそれを取りやめてほしいと頼んだ。それは美佐江に頼まれたことでもあったが、悲しみのあまり、陽翔が飛び降り自殺をしようとしたことも知った真琴は、平気ではいられなかった。
真琴は願いを聞いてくれたら「離婚のことはもう言わないから」と告げるが、「見返りが少ないな」と利人。「鳥飼とは、どういう関係だ?本当のことを言ったら考えてもいい」と続けた。
「ただ好きなだけ…鳥飼さんのことが」。そう打ち明けた真琴は、「あなたがそれでもいいのなら、離婚はしない」と申し出た。

最後の逢瀬で樹に真琴がキス…
ただ、真琴は離婚を申し出ることはないが、離婚届にサインしたものを置いて家を出た。そして、利人の条件である樹とも会わないことにするが、最後に別れを言う時間だけもらった。
これまでたびたびこはるについて語るなど、小さなサイズのペットボトルを飲み終わるまでの逢瀬を続けていた樹と真琴。その場所で、真琴は離婚しないことと、樹とは会わないことを告げ、そっとキスをして「さよなら」と去った。
自殺しようとした陽翔を止めた樹は、陽翔を抱きしめ絶叫ともいえる泣き声を上げた。突然、身内を亡くす悲しみを誰よりも知る樹。御厨ホールディングスの死の隠蔽にどう向かっていくのかだが、そこに真琴のことが絡み合うのが切な過ぎる展開となった。
※草なぎ剛の「なぎ」は、「弓へんに前の旧字体その下に刀」が正式表記
◆文=ザテレビジョンドラマ部

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