体を使ったアクションゲームに汗だく
続いてのステージは、webカメラを使って体を大きく動かして操作するアクションゲーム。1階からエレベーターに乗り途中に現れる敵やギミックを2人で協力して対処しながら8階を目指す。
1人がカメラの前で動いてキャラを動かし、もう1人がボタンで攻撃したりアイテムを取ったりするのだが、動きをしんや、攻撃を野田が担当して挑戦。しかし、ラグビー部出身のしんやが意外にうまく動けず、なかなか連携が取れない。「普段運動しないから、動きが少ない」などとクレームを浴びながらも汗だくで奮闘するしんや。終始大騒ぎのプレイングとなった。
次は、野田が主宰する「クリスタルジム」でパーソナルトレーナーをしているノリが動きに挑戦。「北関東ボディビル大会1位」と自慢するノリに、会場から「おおーっ」の声。だが、出場者はノリ1人だったとの事で、野田から「2度と言うなよ!」と叱られる一幕も。それでも、やはり機敏に動くノリ。だが攻撃担当のしんやの反応が遅く、大ゲンカしながら進行。その光景を見ながら、野田は「ウチの3兄弟を思い出すわー」などと言いながら高みの見物状態だった。
ゲーム後、野田は「いい運動になるね。新しいフィットネスゲーム」と評し、「あと、スゴいモメるね、やっぱり」と言って笑わせる。それに対してノリが「絶対仲いい人とやった方がいい」と言うが、野田は「それは、仲悪くなるんじゃ…」と反対の感想を。だが、しんやは「逆に、仲良くなりました。しっかりコミュニケーションするから」と言い、カップルでやるのもいいかも、となった。
開発者の学生は、こだわりポイントとして「最初は顔だけのトラッキングで撮ってたけど、そうすると残像とかで顔のケージが外れてしまうので、全身を撮るようにして、結構大胆に検知できるように直しました」と語っていた。

ボス戦では、観客全員が協力
そして、いよいよラストステージのボス戦。「ボスの攻撃によって投げられた瓦礫をプレイヤーが拾って投げ返して当たれば攻撃になる」との説明を聞いた野田は、「それ見たことあるぞ。マリオの最終ステージの(笑)」。すると、開発した学生はあっさり「はい」と答え。「うわっ、着想はそこなんだ」と野田は大笑い。会場も爆笑となった。
拾って投げてを繰り返してボスと戦うが、大ピンチに…。すると、ゲーム画面に「みなさんの力を借りましょう」のセリフが。観客は事前に専用コードが配られており、そこから登録したサイトで画面をタップすると、起死回生のボーナスでプレーヤーが救われるという仕掛けがされていた。観客が一斉にスマホを取り出し、必死で画面をタップ。会場内にこの日最大の一体感が生まれた。
プレイ後、「メチャメチャ感動しちゃった」と感激する野田は、「これ(作るの)、大変だったろうな」と、制作にかかった時間を尋ねると、「1ヶ月」との事。観客を巻き込む物は今まで作った事がなく、ネット通信が心配だったそうだが、大成功して、開発の学生は嬉しそうな表情を見せていた。
実は、各人のタップの数がカウントされていたとの事で、一番多かったのは2800回。「1人で!?あの(短い)時間で?高橋名人?」と野田はビックリ。その観客は6本の指を駆使したそうで、さらに野田たちを驚かせた。

目標を上回る数の“家臣”集結で、野田大満足
今回の収録は、「日本工学院で、しんやが大人気らしい」というところから企画されたんだそう。そこで、しんやのファンに拍手を求めると、会場中が拍手を。そして「しんやファンじゃない人!」と尋ねると、先ほどと同じぐらいの大拍手が。“わかってる”観客揃いで、野田も満足そうだった。
そして今回、300人の家臣を集める事が目標だったが、結果的に355人を集める事ができたと発表。集めたからといって何か計画があるわけではない為、野田は「グループLINEでも作る?」と言って、会場は大笑いとなった。
大盛り上がりの初収録となり、「来年も再来年もやりたい!」と野田は抱負を語った。最後は観客総立ちになって、野田たちの「野田クリのーっ!」に続けて全員で「野望―っ!!」と叫んで締めくくった。
斬新なゲームの詳しい内容は、12月9日(火)の放送で、是非確かめてほしい。きっとプレイしてみたくなるはずだ。
◆取材・文=鳥居美保



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