
文太たちが“選ばれし者”となったワケ
「それは、ディシジョンツリーの外にいること」。
ディシジョンツリーとは、兆がいつも会社で見ているたくさん枝分かれした木のような映像で、世界を現すビッグデータとなっている。さまざまな出来事が複雑に絡み合って伸びていく中で、文太たちのミッションによって変化が生まれることで未来が変わっていく。兆はそれによって10年後の1万人が死ぬ大惨事を止めることが目的だと第5話で語っていたが、そこには四季を救うということが大きく占めている。
では、文太たちがディシジョンツリーの外にいるというのはどういうことなのか。それが衝撃だった。
「いてもいなくても変わらない。いなくなっても誰も気にしない。この世界になんの影響も及ぼさない。そういう人たちです。私がEカプセルを与えなければ、みんな今年のうちに死んでいた」というのだ。
そして、兆の会社名であり、文太たちにルールとして課されている「ノナマーレ」=non amare、愛してはならないということは、「あなたたちが、いらない人間だからですよ」と冷たく言い放った。
仕事も家族も貯金も失った文太をはじめ、桜介たちも事情を抱えて孤独な人生を歩んでいることはこれまでも映し出されてきたが、あえて集められたのだった。
SNSには「なんて残酷な人選だろう」「悲しくなる」「選ばれし者ってそういう意味…」「選ばれし者、いらない人間…えぇ…ショックが強い」「兆、あなた何様よって思う」「サブタイトルがエグかった」などと反響が寄せられた。
とはいえ、四季が文太を選ぶという予想外の出来事が起きたわけだが、兆はそれを修正していくのか。クライマックスに向けてSF展開の面白さが加速している。
※宮崎あおいの「崎」は正しくは「たつさき」
◆文=ザテレビジョンドラマ部

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
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