
ドラマストリーム「スクープのたまご」(毎週火曜深夜0:58-1:28、TBSほか/TVerにて配信あり)の12月2日放送の第9号(本作では、「話」ではなく、週刊誌にちなんで「号」と表記)で、日向子(奥山葵)は、連続不審死事件の3番目の被害者・谷岡真紀子が遺した膨大な写真データから、ある人物が写り込んでいる写真を見つけ、真犯人解明に大きく近づいた(以下、ネタバレがあります)。
スクープと向き合い、記者として成長していく姿を描く
本作は、大崎梢氏原作の同名小説をドラマ化。大手出版社の「週刊千石」編集部に異動となった入社2年目の信田日向子が、芸能ネタや横領、不審死事件など、さまざまなスクープと向き合い、記者として成長していく姿を描いていく。有名週刊誌への綿密な取材によるリアリティー満載の描写で、週刊誌編集部の裏側ものぞけるようになっている。
谷岡がニコちゃんに預けた物は、写真データのUSB
日向子の記者としての真摯な思いにあふれた説得に心を動かされたニコちゃん(宮澤佑)は、谷岡から生前に預かった物を日向子に見せることにした。それは、写真が趣味だった彼女が撮った2000枚ほどのデータが入ったUSBだった。大量の写真は、どれもがただの風景。「金ヅルをつかんだ」とニコちゃんに語っていた彼女は、「もし自分に何かあったら…」と、USBを渡したのだから、この中に誰かをゆするための写真があるはずだ。根気よく1枚1枚写真を見ていた日向子は、ある写真に目を止めた。そこには、遠目ながら、事件の指名手配犯・久保塚(相馬理)と同郷の青年実業家・青城征也(古屋呂敏)らしき人物が写り込んでいた。さらに、青城と婚活パーティで日向子から封筒を奪い去った謎のサングラス男(小西詠斗)が一緒に居る写真も発見。2人が繋がった。

「週刊千石」総力戦で事件を追うことに
この2枚は、2番目の事件の1週間後に撮られていた。彼女は理由はわからないが事件と青城が関係していると思い、この写真を使ってゆすろうとして殺された、と推測できる。これも推測にすぎないが、真犯人解明に動き始めたのは確かだ。事件班の面々はそれぞれ、サングラス男の正体や青城と谷岡の接点などを探ることになり、日向子はニコちゃんと共に谷岡の交友関係を調べるように言い渡された。






























