アメリカ出身レイヤーの「バイオハザード」“ジル”コスプレ「肩や腕のラインの再現にこだわり」＜TGS2025＞
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。9月25日～28日にかけて千葉・幕張メッセで開催された、世界最大規模のゲーム見本市「東京ゲームショウ2025(TGS2025)」でも、出展タイトルを盛り上げる要素としてコスプレを導入。屋外にはコスプレ撮影エリアも設けられ、こちらも好評を博していた。
4日間で26万3101人が来場。47の国・地域から1136の企業・団体が出展するなど、大盛り上がりとなった同イベントの数ある見どころの中から、会場を彩ったコスプレイヤーにクローズアップ。新旧さまざまなゲーム作品のキャラクターに扮(ふん)したレイヤーたちに「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
「TGS2025」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは？
「バイオハザード」シリーズ：ジル・バレンタイン／アリエルさん
今回のコスプレでは、“できるだけ自然に見せること”にこだわりました。自分の目の色はジルと同じ青なので、カラコンを使わずに自然な印象で目元を再現しています。また、フロントレースのウイッグは自分でカット＆セットに挑戦して、地毛のような仕上がりになるよう頑張りました。肩や腕のラインもキャラに近づけたくて筋トレを頑張りましたが、まだまだ道のりは長いですね(苦笑)。「本物のジルみたい！」と言っていただけたときは本当にうれしかったので、ここで満足せず、さらなるクオリティーアップを目指します。
「原神」チャスカ／三色にゃんこさん
こだわったのは衣装のフィット感です。シルエットをきれいに出すため、両面テープなどで体に沿うように衣装をくっつけたりしました。
「原神」シニョーラ／mirioさん
こちらのコスプレでは、妖艶さやミステリアスさを考えてメークをしました。また、手持ちの衣装は布面積が狭く、露出が多かったため、生地の面積を増やす形で手直ししたのもこだわったポイントです。その際は全体のデザインやシルエットが崩れないように気を付けました。ウイッグも気合を入れて制作したもので、シルエットの再現度には満足しています。
「崩壊：スターレイル」キャストリス／蒼だいふきさん
こだわったのはメークの明るさや色味です。明るい髪色に合うように、肌の色はいつもより白くして、メークそのものも“キャラクターっぽさ”を際立たせることを意識しました。
「ゼンレスゾーンゼロ」ルーシー／こはる。さん
コスプレ初挑戦で、写真を撮っていただくのも初めての経験でした。ルーシーらしく見えるように、ポージングをたくさん考えて臨みました。ルーシーは瞳の色が少し複雑で、基本は赤なのですが、金髪の照り返しで黄色っぽく見えることもあります。なので、その微妙な色合いを再現したくて、何種類かカラコンを購入して試しました。
まだまだ初心者なので、他のレイヤーさんのこだわりに比べたら大したことはないかもしれませんが、キャラクターへの愛だけは誰にも負けないと思っています！
「コミックマーケット107」は12月30日・31日に開催！
こうして大盛況のうちに終了した「TGS2025」に続き、12月30日、31日には年内最後の“コスプレも楽しめる”大型イベント「コミックマーケット107(コミケ107)」(東京ビッグサイト)の開催が控えている。
はたして「コミケ107」では、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか？ 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文＝ソムタム田井
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