
江の島デートで四季の記憶がよみがえる
何も知らない四季に、行きたがっていた江の島行きを提案した文太。それは断片的にあった兆こと、のちの夫となる文人との未来の記憶で、文太を選んだ四季は「行かなくていい」と言う。だが、文太は「行って、記憶を上書きしよう」と誘った。
江の島デートを楽しむ2人。しかし、四季の脳裏に文人と楽しんだ江の島の思い出、そして文人と暮らした幸せな日々がよみがえる。
その様子を感じ取っていた文太は、「飲めば、この半年の記憶が消える。きれいさっぱり、やり直せる」とナノレセプターを四季に差し出した。このデートがミッションだったと知った四季は「本気?」と問う。
「四季さん、うそついちゃいけないよ。四季さんの心の声、触らなくてもバレバレです。四季さんの心の…」と文太が言ったところで、四季は「四季さんってやめて!」と、“さん”づけすることに怒る。
すると文太は「あなただって今日の途中から俺を“ぶんちゃん”と呼ばなくなった。あなたの“ぶんちゃん”は俺じゃあない」と告げた。

大泉洋の哀愁の演技に泣かされる
四季がたびたび夢に見ていた、兆こと文人が事故に遭ったときの光景は、一緒に巻き込まれた四季が下半身を失い、意識が薄れゆく中で最期に見たものだった。そうならないために、保存していた四季の脳の記憶メモリーを入れて作り上げたナノレセプター。「私には分かる。あなたは必ずミッションを遂行する。あなたも四季を愛しているから」と兆が語ったとおり、文太はやり遂げた。
愛しているがゆえの悲しい決断をした文太。「飲みたくない」とつぶやく四季に、「わがまま言わないでください。いつまであなたに付き合わなきゃいけないんですか?いくら仕事とはいえ、重い。荷が重い。あなたが重い。重かった。私には過ぎたミッションでした。お疲れさまでした」と四季の前から去る。四季の「愛してる。あなたもそうでしょ?」という心の声も「聞こえない」とうそをついて。
1人になった文太は「四季も兆も、人の気持ち勝手に決めるんじゃないよ。誰も愛しちゃいないよ」と言うものの、その目からは涙がこぼれた。
第1話の放送に先駆けて行われた取材会で、脚本家の野木は大泉について「私の中で大泉さんは『エレジー』が似合うイメージがある。コメディーだとしても、そこに哀愁を背負う姿が似合うと思っていて、今回はそのイメージを入れ込みました」と語っていた。この第8話は、そんな“哀愁”を表現する大泉の真骨頂となっていた。
視聴者からも「顔で笑って心で泣く芝居がうますぎる」「大泉洋の背中の芝居痺れたな」「大泉洋さんがメロすぎる」「自分をだましながら、でも堪えきれない感情がにじみ出る大泉洋の演技、よすぎー!」「大泉洋が最高すぎる」「泣かされた」といった声が続々と上がった。
ただ、ラストで四季はエスパーが発現するEカプセルをぼりぼりとむさぼり食うという衝撃の行動に出た。そのためか、兆のディシジョンツリーに異変が起きた。文太と兆、“ぶんちゃん”たちの愛の結末はどうなるのか。次回、12月16日(火)の放送が最終回となる。
※宮崎あおいの「崎」は正しくは「たつさき」
◆文=ザテレビジョンドラマ部

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