上白石萌音「まねしたくなってしまうのをこらえるのが大変」

登場人物が2人しかいない本作。ほとんど出ずっぱりの状況となるが、井上は「年々集中力が切れてきて、大変なことをやっていたんだなと思うんですけど、喜びが回を重ねるごとに増していくので、幸せな作品だなと思ってやっています」と胸中を明かす。
坂本は、「関係ないよと言ってくださる人もいるんですけれども、やっぱり年齢を重ねましたので、18歳に見えるかなとか、そういう不安はあります」と心境を吐露。「でも、それはさておき、今の自分にしかできないものもあると信じて頑張っています」と自身を奮い立たせる。
それを聞いた井上は「変わらないなと思う。不思議な薬でも飲んでいるのではないかと思うぐらい(笑)。深みというか、同年代でやる喜びがありますし、萌音ちゃんとはまた設定に近い関係性でやる喜びがあるので、どちらも全然違う喜びがあります」とフォローした。
かねてより坂本の大ファンだという上白石は、「日々真綾さんがたくさん考えていらっしゃったり、その場で心に任せて生み出されるものが本当に魅力的で、まねしたくなってしまうのをこらえるのが大変でした。なんとか私も自分のやり方を探してやらなきゃという中で。本当は全部全部まねしたいんですけど、大好きなジルーシャを目の当たりにできて、本当に幸せです。たくさん勉強させていただきました」と思いがあふれる。
それを受け、坂本は「5年ぶりでただでさえ不安な中で、稽古で私の出番が終わると『すてきでした!』と褒めてくれて。やっぱり仕事をしていて褒めてもらえることってあまりないので、すごく心の支えになっていました。萌音ちゃんがいなかったらステージに立てないくらい」とコメント。すると横で井上が「俺の立場は!?」と嘆き、笑いを誘っていた。
































