
俳優の横浜流星が「2025 小学館DIMEトレンド大賞」の「話題の人物賞」を受賞し、12月11日に都内で開催された発表・贈賞式に登場。12月14日(日)に最終話が放送される大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)で主演を務めたほか、出演した映画「国宝」も大ヒットを記録するなど大活躍だった2025年を振り返った。
「話題の人物賞」の受賞に「大変光栄」
同イベントでは、「日用品部門賞」「レジャー・リテール部門賞」「グルメ・フード部門賞」「プロダクト部門賞」「ライフスタイル部門賞」「エンタメ部門賞」の6つの部門賞が発表されたほか、「ベストキャラクター賞」に永野、永尾柚乃、「話題の人物賞」に横浜、「ベストアーティスト賞」に&TEAM、そして「特別賞」として大阪・関西万博がそれぞれ受賞。その中から「大賞」は映画「国宝」が選ばれた。
「小学館DIMEトレンド大賞」では、2019年に「ベストキャラクター賞」を受賞している横浜。今回は「話題の人物賞」での受賞となり、横浜は「こういうすてきな賞を頂けて大変光栄に思います。ありがとうございます」と喜びを明かす。
主演を務めた「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、18世紀半ば、町民文化が花開き大都市へと発展した江戸を舞台に、“江戸のメディア王”にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く痛快エンターテイメントドラマ。
あらためて蔦重の役作りについて聞かれると、横浜は「名のある歴史上の人物と比べて圧倒的に資料が少ないので、脚本家の森下(佳子)先生が作った世界の中の蔦重を生きることを信じて突き進むことが一番大事かなと。役作りでの苦労というよりも、森下先生の世界の蔦重から学ぶことがたくさんでした」と、役を通して多くのことを学んだことを打ち明けた。
大ヒット映画「国宝」では“俊ぼん”を好演
また、大河ドラマ主演だけでなく6月に公開された映画「国宝」では、任侠の一門に生まれながらも歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄(吉沢亮)のライバルで、上方歌舞伎の名門の御曹司である“俊ぼん”こと大垣俊介を演じ、大きな話題をさらった。
そんなふうに華々しい活躍をした2025年を振り返り、「一言で表現するとどんな1年でしたか?」と問われると、「こういう質問があると(すぐ答えが出ずに)困るんですけど(笑)」とこぼしつつ、「非常に濃くて駆け抜けた1年。大河ドラマも残り1話なんですけど、大河ドラマに20代は捧げて突き進んできましたが、大河ドラマも終えて、20代も今年で最後。自分の中で感覚的にまだまだ役者として道半ばですが、役者としての第一章が完結した感覚と言いますか、また来年から新たな道に、変わらず地に足をつけて、突き進んでいけたらなと思っています」と力強く語った。
その上で、30代に突入する2026年に挑戦したいことを聞かれると「プロデューサー業にも挑戦したいです。高校の同級生と本を出版しまして、そこを第一歩として、その小説を映画化させられるよう来年は動けたらと思いますし、後輩や才能のある人がたくさんあふれていると思うので、そんな方々をちゃんとすくい取って輝かせていけたらいいなと。自分の頭の中にも世に残したいことがたくさんあるので、それを届けられるよう精進します」と真っすぐ前を見据えて言い切り、1人の俳優としてだけでなくプロデューサーとしても“べらぼう”に素晴らしい活躍をするであろう未来を予感させた。
なお、横浜は「話題の人物賞」を受賞したほか、映画「国宝」が大賞を受賞したことで再度登壇し、同作のプロデューサーを務めたミリアゴンスタジオの村田千恵子氏ともステージ上で喜びを分かち合った。
◆取材・文=森井夏月(STABLENT)

NHKエンタープライズ
発売日: 2025/08/01


































