
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『ミカヅキのお嬢様備忘録』(KADOKAWA刊)の1エピソード『執事の嫌な予感』を紹介する。作者のせかねこさんが、11月30日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、2025年12月22日(月)に本作の第1巻が発売される、せかねこさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
いなくなった猫を手分けして探すお嬢様

ある放課後、「うわああああ」と声を上げたホシくん。「梅子がいない」と呟いた声はお嬢様にも届いていた。梅子=猫だと知ったお嬢様は、学校内にまだいるだろうと予想して、手分けして探すことを提案する。
そんな状況になっているとは知らない梅子は、ある人物を発見し、足元へ擦り寄っていく。その人物は、梅子を抱き上げ「お前なんでこんなところにいるんだよ〜」と親しげに話す。そのとき梅子を探しに来たお嬢様が現れ…。
『ミカヅキのお嬢様備忘録』の1巻発売を知った人たちからは、「待ってました」「楽しみすぎる」「人類全員読むべき」「どのお話も好き」など、多くのコメントが寄せられている。
作者・せかねこさん「全体的に見た時に内容に合わせて不穏っぽく見えるようにあまりパキッとした色は使わず、くすんで見える感じを意識」

――『ミカヅキのお嬢様備忘録』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
あまり深く考えず、思いつきで描いて始めたお話でした。ただ、前作の『ほむら先生はたぶんモテない』が恋愛要素強めの漫画だったので、次に描くならあまり爽やかじゃない感じにしたいとは前々から思っていました。
――本作では、何かを察知して悪寒がしている執事の描写が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
今回初めての全編カラー漫画なのですが、全体的に見た時に内容に合わせて不穏っぽく見えるようにあまりパキッとした色は使わず、くすんで見える感じを意識しています。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
単行本1巻の描き下ろしとして収録されているお話が、ガラッとこれまでのキャラクター達の見方が変わってしまうような内容となっておりますのでぜひ読んで欲しいです。
――『ミカヅキのお嬢様備忘録』は12月22日(月)に1巻が発売されますが、ちょっと気持ち悪い執事ミカヅキ含め、主要キャラクターのプロフィールについてお教えください。
あまり細かなキャラ設定を決めてからお話を描くタイプではないので、実は私自身にも明確なキャラクター像はまだなく、現在進行形でフワッと性格を決めながら描いています。ただ、今後「様子のおかしい登場人物は本当にミカヅキだけのなのか?」と思ってもらえるようなお話展開にご期待していただければと思います。
そのきっかけとなるお話が1巻の描き下ろしエピソードとして収録されておりますので、ぜひ書籍にて確かめてもらえると嬉しいです。
――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
まだ今はようやく『ミカヅキのお嬢様備忘録』をスタートさせたばかりなので。その次を考えるより、目の前のことを頑張りたい気持ちが大きいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
私が描いていて楽しい&いつも応援してくださる皆様に喜んで欲しいという気持ちだけはどの作品でも今までもこれからもずっと変わりません。中には本当に長い間応援してくださってる読者の方もいると思いますが、また私はあなたやいろんな方達に恵まれてこうして新しいお話に挑戦することができました。いつも感謝しています、ありがとうございます。楽しい作品で恩返しができるよう、これからも頑張ります!
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。































