開始当初の“不機嫌疑惑”タカアンドトシが語る『フットンダ』15年の軌跡 トシは「オプションなしの“かけそば”」独特すぎるコンビ愛も
“絶対王者”川北は「無双状態」
――前回を振り返って、真空ジェシカ・川北さんの強さはいかがでしたか？
タカ： 川北は強すぎてもう「2連覇した記憶がない」くらい自然な王者感があります。昨年の記憶が抜けちゃうくらい、粗品を倒して「川北強えぇ」という印象のまま来ている。下手したら誰も達成していない3連覇成し遂げちゃう？ みたいな。
2025年の活躍を見ても、下手すりゃ『M-1グランプリ』王者として一番強い無双状態で来る可能性もありますから。
トシ： 手がつけられない状態になっていますよね。でも、令和ロマンのケムリとかM-1連覇の王者もいますし、女性のチャンピオンはいまだにいないので、ラランド・サーヤも注目ですね。サーヤは秋の陣でもやりましたけど、穴がなくて、ポテンシャルが高い。どんなお題でも面白いことを言ってきますから。
――他に注目している芸人さんはいますか？
タカ： 北海道出身の平成ノブシコブシ・吉村、とにかく明るい安村が出るのは嬉しいですね。僕らがデビューした30年前、札幌出身の芸人なんてほとんどいなかったですから。彼らが揃うと「北海道にお笑いが根付いてきたな」と実感します。
トシ： 優勝候補にはなりませんけどね(笑)。「愛すべきおバカ」というか、バイプレイヤーがいると盛り上がるんです。ずっとガチの大喜利だと息が詰まっちゃうんで、いい息抜きになる回答も必要だよね。
トシの「公平なジャッジ」に注目
――タカさんもプレイヤーとして出場されますが、意気込みは？
タカ：僕はスタミナ不足で、最初は良いスタートを切るんですけど後半失速しがち。年齢的にもきついですが、15回目なのでなんとか勝ち抜いて、川北を止める役割に入りたいですね。
――トシさんは、タカさんの回答をどんな気持ちで見ているのですか？
トシ： 上がってほしい気持ちはもちろんありますけど、基本何の感情も動いてないですね。「高みの見物」です(笑)。
タカ：トシは誰よりも平等にジャッジしています。相方だからといって贔屓は一切しませんし、コンビで出ている人が相方にばかり振るようなこともさせません。
常にまだ当たっていない人を指名するようにしていますので、「中東の笛」の真逆、絶対的な公平さでやっています。ジャッジぶりは見てほしいですね。絶対にちゃんとやっていますから。
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