「べらぼう」完結 横浜流星“蔦重”万感「ありがた山です」都内では最終回パブリックビューイベントも

横浜流星が主演を務める大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の最終回「蔦重栄華乃夢噺」が12月14日に放送された。最終回を迎えるにあたり、都内ではパブリックビューイングイベントも開催。横浜ら出演者が登壇し、撮影秘話などが披露されたほか、感謝の言葉が贈られ会場は涙と熱気に包まれた。
数々の浮世絵師らを世に送り出した“江戸のメディア王”の波乱の生涯を描く
森下佳子氏が脚本を務める本作は、18世紀半ば、町民文化が花開き大都市へと発展した江戸を舞台に、“江戸のメディア王”にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く痛快エンターテイメントドラマ。
蔦重はその人生の中で喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見い出し、また日本史上最大の謎の一つといわれる“東洲斎写楽”を世に送り出すことになる。
美人画が大評判となる喜多川歌麿役で染谷将太、蔦重の妻・てい役で橋本愛らが出演。語りを綾瀬はるかが務める。
中村蒼、横浜流星の“舞”に魅せられた真相を激白
拍子木の音と共に始まった「『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』最終回!ありがた山スペシャル パブリックビューイング&トークショー」。染谷将太(喜多川歌麿)、中村蒼(次郎兵衛)、風間俊介(鶴屋喜右衛門)、高橋克実(駿河屋市右衛門)らが次々登壇すると、900人超の参加者から大きな拍手が贈られた。
最終回放送直前に行われたトークコーナーでは、登壇者が作品の“印象的なシーン”をそれぞれあげ、撮影の裏話を披露。
髙橋は、「べらぼう」吉原パートの代名詞とも言える“階段落ち”を印象的なシーンにあげ、横浜演じる蔦重を階段から落とした時の撮影を回想。「人を引きずるのって大変だと思った」と語り、引きずられるスピード感を出すために、引きずられる横浜が暴れるフリをして移動をアシストしていたことを告白し観客を驚かせた。
また、義兄・次郎兵衛を演じた中村は横浜の「舞」について言及。米不足からお救い銀が出ることを踊り広めた蔦重たちの「舞」を印象的なシーンに挙げ、「オンエアを見たら(横浜)流星が、すごく上手に舞をやっているなと。何でもできてすごいな…と関心させられたんですけど…映画『国宝』の撮影があったからなんですよ…!その時は(国宝の撮影があったことを)知らなかったんですけど」と、横浜が主演を務め、歌舞伎をテーマにした2025年のヒット映画を絡めたトークも披露し、会場を盛り上げた。
横浜流星「ありがた山です」 名台詞で感謝
プレトークが終わると、イベントはいよいよパブリックビューイングへ。最終回は、蔦重が脚気にかかり最期を迎える…というストーリーが描かれたが、蔦重への愛情と、ユーモアが散りばめられた展開に会場は涙と笑いに包まれ、万雷の拍手で「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」全48回は幕を閉じた。
最終回のパブリックビューイング後には、横浜流星(蔦屋重三郎)、橋本愛(てい)が登壇。“蔦屋重三郎”として一年以上にわたり撮影に臨んだ横浜は大きな拍手に包まれ、視聴者への感謝を語ると共に「蔦重から学ぶことが多かった。来年はプロデューサー業にも挑戦したい」と、俳優に留まらない今後の活動に意欲を見せた。
そしてイベントの最後には「無事に最終回を迎えることができてうれしいです。1年間、蔦屋重三郎の生き様を見届けていただき“ありがた山”です。蔦重も喜んでいると思います、この作品が皆様の心にずっと残り続けてくれれば。」と横浜が視聴者への感謝の思いを語り、一本締めにてイベントは締めくくられた。
本イベントの模様は、12月29日(月)夕方4時03分〜4時22分/NHKにて放送予定。
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