
営業は永遠の定番ネタ、「これこれ!」が大事
――営業では定番ネタを求められることが多いと思います。それをずっと続けていく苦しさはありませんか?
池谷:2011年頃の話ですが、その時期仕事も営業も全くなくなって、ラップネタを止めようかという話をしたことがあります。侍ジョイマン、ロボコップを真似したジョイマンとかで迷走もして。そのとき、一発屋と呼ばれる先輩方と出会ったんですよね。
レイザーラモンHGさん、ムーディ勝山さんといった先駆者からアドバイスをいただいて、「まずちゃんとネタをやりきろう」となりました。で、向き合ったら意外とラップネタをちゃんとやってないことに気付いたんですよ。オーソドックスなラップネタを。やってみたら結局それが一番いいんだと気付いて、そこから乗り越えた感じはします。
高木:基本ですけど、大きな声でやるのも大事ですね。とにかく明るい安村さんなんか、今、「履いてますよ!」がとんでもない声量になっているから。
――営業は永遠の定番ネタみたいな感じでしょうか?
池谷:営業のお客さんにはいろんな世代の方がいて、お笑いフリークだけじゃないんですよ。だから皆さんが知っているネタをやるというのがまず大事。変に新ネタでウケようとするのでなく、みんなが知っているネタをやる。営業は、「これこれ!」っていうのが大事ですね。
――学園祭はそこに違いはありますか?
ヤジ:学園祭は、学生さんだけのときと、プラス近隣住民の方のときというのにけっこう分かれるんです。そのとき次第でネタを寄せていく人もいますけど、僕らはジョイマンさんを見てきているので、伝家の宝刀を磨き続けるやり方でいくと決めています。もうネタを変えたりはないですね。
宮本:今が芸歴18年のベストアルバムです。
池谷:やり続けるとちょっとしたマイナーチェンジも生まれるもんね。安村さんの声がデカくなるとか、高木のジャンプ力が上がるとか。実はちょっとずつ変わっていくんですよ。
高木:多分、スカチャンもそのうち変わってくると思いますよ。

注目はくまだまさしの人生を懸けたパフォーマンス
――今回の収録、12月20日に放送されます。最後に、見どころを挙げていただけますか。
高木:僕が3連覇で何をラップしたのかをお楽しみに。絶対にハードル超えています。
池谷:サバンナの八木さんと高木がフリースタイルで戦う場面があって、そこですね。八木さんはそのあと何人かとフリースタイルで戦いますが、尻上がりに強くなっていく。見ていてすごく面白かったです。
ヤジ:「営業-1グランプリ」って、もう年末の風物詩。吉本以外の芸人さんも見ている番組です。僕も毎回見ていて、「これ、もう超えられねえんじゃない?」っていうぐらい盛り上がるんです。けど、今回、やっぱりまた超えてきました。
宮本:僕はくまだまさしさんに注目です。くまださんの人生を懸けたパフォーマンスとひな壇とのチームプレイが(笑)。魂のぶつかり合いを見届けてほしいです。
高木:くまださんはけっこう序盤のくだりです。「あ、ここでもうピーク来ちゃった」と思っていたら、さらに後半また違う方々が主役になっていくので、そこも注目です。
◆取材・文=鈴木康道

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