
2026年1月1日(金)夜11時にABEMAで放送される「鶴瓶&ナイナイのちょっとあぶないお正月 2026」。25年以上の歴史を誇る名物企画「英語禁止ボウリング」の収録直後、笑福亭鶴瓶、ナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)、そして今回初参戦となった霜降り明星・せいやが取材に応じた。
今年も英語を使うと罰金、さらにボーリングでピンク色のピンを倒すと、サービス精神旺盛な美女が参戦し大騒ぎ。いまや地上波では見られなくなった“過激なバラエティー”、興奮冷めやらぬ4人が語ったのは、番組の過激な舞台裏と、かつてこの場所で共に暴れ回り、誰よりもこの時間を愛した志村けんさんへの尽きせぬ思いだった。
やり続けることは大事だなと思いました
――まずは、今年初参戦となったせいやさん、収録を終えていかがでしたか?
せいや:「やったー! 夢のような番組に出られた!」と思っていたんですけど…思っていた6倍ぐらい過激でした(笑)。ふと我に返った時、「なんでこの番組が何年も続いてんねやろ」って。凄すぎましたね。最高でした。
――普段のバラエティーとは違いましたか?
せいや:全然違います! 他の現場でもナイナイさんや鶴瓶師匠にお会いするんですけど、「ようそんな普通な顔してるな」って思いますよ(笑)。年に一度、こんなことしてんのやって。本当に最高でした。このおかげで1年頑張れます。
岡村:今年はABEMA開局10周年ということもあって、いつもより攻めましたからね。ただ、年齢を重ねてみんな体にガタが来ている。今年もモリマン(ホルスタイン・モリ夫)の姿を見てちょっとショックを受けつつも(足を負傷した状態で収録に参加)、無事に会えてよかったなと。
鶴瓶:あれリアルやったん?
岡村:リアルです。僕もモリマンも足を怪我して、運命的なものを感じました。妻もモリマンとなら許してくれると思います(笑)。
――もはや出演者同士の年一回の生存確認のような……。
矢部:そうですね。毎年同じことをして「これ以上あるんかな」って思うんですけど、毎年ちゃんとエロい(笑)。鶴瓶師匠が年に1回来られるということはお元気だということですし、モリ夫を含めて確かに「生存確認番組」になってきている。それを若いせいやが見てくれていて、出たかったと言ってくれる。やり続けることは大事だなと思いました。
鶴瓶:……僕はそうですね、詳しくは言いませんけど、まだ「舌の余韻」が残ってますね。
一同:舌の余韻!?(爆笑)
せいや:あの一応、ザテレビジョンの取材なんで(笑)。
――コンプライアンスが厳しい現代において、この番組は最後の砦とも言えます。
鶴瓶:いやいや、志村(けん)さんがお亡くなりになったから、これはもう絶対にそのバトンを継いでやっていかないといけない…いやでもね、今日せいやの楽しむ姿を見ていて、なんとなく志村さんが降りてきているような感じがあったな。
せいや:本当ですか!? 嬉しいです!
岡村:“志村さんイズム”がね。
鶴瓶:この番組に“志村さんイズム”は絶対に大事やんか。
岡村:これが無くなったら本当に志村さんも悲しむと思うので。あの方、この番組を一番楽しんでやってはりましたからね。ほんまに収録終わってから合コン行ってはりましたから。
せいや:終わってから!?(笑)
岡村:終わってからほんまに合コン行ってはりました。あの美女の方々と。「どこで連絡先交換したんやろ」って思ってましたけど(笑)。
鶴瓶:それくらい志村さんは楽しんではりましたからね。

ここには志村さんの魂が残っている
――視聴者の方も、そういった空気感を楽しみにされているのかもしれません。
鶴瓶:みんな仕事とか理屈抜きにして「楽しい」ことしてるからでしょうね。男って、いくつになっても……俺も74歳やからね。でもそんなん歳関係ないやんか。見ている人も「アホちゃうか」って言いながら、どこか嬉しいんだと思います。
せいや:エロいだけじゃないんですよね。エロの先にある爆笑が、すごいギリギリのラインであるんです。一歩間違えるとドン引きになると思うんですよ。でもちゃんと笑いに昇華されている。
岡村:視聴者の意見に応えて、3年ぶりに「こたつ」もやりましたけど、あれも良かった。
せいや:岡村さんのアイデアがすごかったですね。ルールの盲点を突くというか。
鶴瓶:ほんまのスケベは岡村かもわからへんで。あと、矢部の動作もおもろかった。こたつに首突っ込んでいくところ。あんなことするタイプちゃうやんか、普段(笑)。
矢部:10年前だったら葛藤してましたけど、50代になって振り切れましたね。
せいや:狂わせる番組ですね、本当に(笑)。
――地上波ではめっきり見られなくなった光景ですが、寂しさはありますか?
鶴瓶:そりゃ他の番組ではこんなことせえへんよ。誰か止めるから。この番組は止めるやつが誰もおらへんから(笑)。
岡村:お正月ですからね。この時ぐらいは弾けさせてもろうてええんちゃうかなと思います。
鶴瓶:まぁ「書類送検」くらいはあるやろな。
矢部:ないですないです(笑)。
岡村:美女の皆さんに聞いたら、口を揃えて「楽しかったです」って言ってスキップしながら帰りまし
たから。これ本当、奇跡やと思いますよ。
鶴瓶:見ている人も羨ましい思うわ、男やったら。そうでしょ?
――確かに…羨ましいです(笑)
鶴瓶:こういう店しようか?
矢部:したらあかんの!
――最後に、番組を楽しみにしている視聴者の方へ一言お願いします。
矢部:こんな番組って多分もう見られないですし、楽しみにしといてくれているでしょうし。憧れもあるんかなと。で、そんな中で、我々もおじさんになったんで…。
鶴瓶:そうやけど、お前ら74歳までできるよ? 俺、今74やで。
岡村:そうですよね、あと20年ぐらいできる。
鶴瓶:何年やっていても、ここには志村さんの魂が残っていますからね。理屈抜きでただ笑える場所を残していきたい。その思いはずっとあります。
矢部:「いいな」「くだらないな」みたいなことを思いながら、今回もまた見ていただけたら嬉しいですね。
平成から令和へと続くお正月の“あぶない”伝統。天国で見守る志村さんの魂と共に、2026年も彼らは日本中のお茶の間に「くだらなくて最高な初笑い」を届ける。

放送日:2026年1月1日(木)夜11時~
番組視聴URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/DqasaAzBmXgdoD
※放送終了後から2026年1月3日(土)深夜24時30分までの期間無料見逃し配信

































