――2話で共演した大谷亮平さんとの撮影中のエピソードはありますか?
大谷さんとは今回初めてご一緒させていただいたんですけど、とても天然な方で…。突拍子もないことをたまに言ったりして、現場が和やかになることがありました。
夫婦で大切な話をするという場面があったのですが、面と向かってではなく、日常の動きの中で会話をしてみませんか?って提案したんです。
私はお弁当を詰めたりとか、大谷さんは自分の飲み物を注ぐとか段取りをしていたときに、萩生田(宏治)監督が大谷さんに「牛乳を入れてください」って指示をして…。
そうしたら大谷さんが、「いや、男の人って牛乳入れますかね?」とか言い出して(笑)。すごいおかしくて!(笑) 入れます、入れます!ってなりました。
――では、4人の妻を演じてみて、ご自身が一番近いと思う役はどれですか?
1話で演じた美奈子が、家族の中の主婦という意味では一番ニュートラルですよね。だから親近感はあるかなって。でも男性スタッフからは2話の「仕事ができない夫に悩む妻」のめぐみが一番人気でした!
――人気の理由はなんだと思いますか?
旦那さんを支えるという意味で、彼のためにお弁当を作って…。その支え方が目に見えて押し付けがましくなく、そっと寄り添ってるという点で、そうだったのではないかなと思います。
私はがつがつしてるから(笑)、どっちかっていうと夫のために大胆な行動を起こす美奈子のタイプかな。
――撮影を終えて感じたこの作品の魅力を教えてください
日常ってたくさん嫌なこともすてきなことも面白いことも腹立たしいことも転がっていて、生きることって大変なんですけど、それを夫婦で乗り越えていくのは輝かしいことなんだなって思いました。
夫婦じゃなくても、日常を大切に生きる幸せというのは、女優という仕事をしているからこそ、かみ締めていたいなって思います。女優さんは過保護にされますから。ちゃんと意識として、普通に生きるという側面も持っていたいなと思います。
――女優は過保護にされていると思いますか?
過保護でしょう!すぐ飲み物が出てきて、寒いって言ったら勝手に(エアコンの)温度が上がって!(笑)
過保護という言い方は違うかもしれませんが、周りがケアをしてくれますよね。すごい職業だなって思います。そこに頼らなきゃいけないときもありますが、甘えないようにしたいと思ってますね。
――ちなみに続編のオファーがきたら引き受けますか?
またまったく違う役を4つですか!? そうですね、どうするだろう…。やれたらいいなと思います!
今度は、60歳くらいでやりたいな。人生経験を積んでやれたらいいですね!
第2回(2月11日[日]放送)のあらすじ
夫・秀一(大谷)の野球大会を見にいっためぐみ(水川)は、そこで秀一が野次られるのを聞いてしまう。それ以来、めぐみは秀一が“仕事ができない社員”なのかと心配になるが、秀一は一切愚痴を言わない。
めぐみは秀一の“孤独さ”を緩和させようと、弁当作りに情熱をかたむけるようになる。
毎週日曜夜10:00-10:50
NHK BSプレミアムにて放送
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