「アメトーーク!」(テレビ朝日系)などの出演時に披露した特技“謎掛け”が、その完成度の高さと驚くべきスピーディーさで話題となっている芸人、ねづっち。'04年に木曽さんちゅうと結成した漫才コンビ、Wコロンとして東京・浅草の劇場を中心にラジオ、テレビで活動しているほか、昨年12月には「なぞかけで『脳活』!」という本も出版している実力派だ。どんな人物なのか、なぜ謎掛けなのか? など、ブレーク寸前(?)のWコロンの2人に緊急独占インタビュー!!
――昨年「アメトーーク!」にねづっちさんが初出演されて以来、反響はいかがですか?
ねづっち「街でお題を振られたりしますね。あと、両親がねづっちって呼んでくる。ちょっとイラッとしますね(笑)」
木曽さんちゅう(以下、木曽)「街で『○○で謎掛けやって!』とか言われると、相当イラッときてますよ(笑)」
ねづっち「多少…腹立ちますね。背後から急にやって来て『電車と掛けて』とか言ってきたりする、失礼な人もいるんですよね…。でも、テレビでネタをやる機会が増えるのはうれしいです」
――そもそも、ねづっちさんがなぞかけを始めたのは?
ねづっち「本格的に始めたのは、芸人になってから。落語家さんのを見て、もっとうまいのを自分でも作ってみたいなと思って」
木曽「なぞかけをネタに入れるようになったきっかけは、TBSのスピードワゴンのラジオ番組でゲストに呼んでもらった時に、小沢(一敬)くんも、謎掛けとかが好きなので、対決してみようってことになって。そこで『ととのいました』ってフレーズができたんです。で、このフレーズが使いたいから、それには漫才の中になぞかけ入れるしかない、と」
ねづっち「'05年ごろですね」
――漫才のネタはどうやって作っているんですか?
木曽「今月は僕、今月はねづっていうふうに交互で考えています。それにお互い、相手が書いたものに足していったりして…」
ねづっち「1人が土台を作って、2人で詰めていく、っていう感じで作ってますね。Wコロンを組む前のコンビでは、2人ともネタを書く方だったんです」
――プロフィルには“「昭和」の匂いがするノスタルジック漫才コンビ”とありますが、Wコロンの漫才を一言で言うと?
ねづっち「まぁ…古くさい漫才ですね」
木曽「そもそも、ねづがうまいこと言ってる、っていうのが始まりで。浅草の演芸場でもやるようになった時に、それらの要素が組み合わさって“昭和”だ、と。で、衣装もそれに合わせて。彼(ねづっち)はすごい嫌がったんですけどね」
ねづっち「超嫌だったですね(笑)。もっとポップでシュールな漫才をやりたかったですから。でも、今となってはこの“赤チェック”を4着も持ってます(笑)」
木曽「昭和にものすごく詳しい、というわけじゃないですけど、ねづは死語をよく使ったりしますしね」
ねづっち「酔っぱらうとよく言っちゃうんですよね」
木曽「僕はあんまり言わないです。でも、実際僕の方が年上なので、ツッコんだつもりがもっと古いこと言っちゃって、ボロが出ることありますね(笑)」
ねづっち「たまに、聞いたことない古い言葉を言ってることがあるんです。明治時代生まれじゃないかっていうくらい(笑)」
――最近の流行には詳しくない、とも聞きましたが…。
木曽「PerfumeとかAKB48とか、1人1人の名前までは…。TM NETWORKだったら3人とも言えますけど」
ねづっち「フルネームで言えます!」
(テーブルの上にあったNEWS表紙の「週刊ザテレビジョン」を見て…)
ねづっち「お〜?」
木曽「ん〜? ニュ、NEWSですよね…。この人、よく悪役をやってますよね…錦戸くん……。この人は…あ〜! 『(爆笑)レッドカーペット』で!」
ねづっち「そうだ、手越くん! 手越くんだけ、満点付けてくれなかった!!」
木曽「そんな思い出がありますね……」
(2)へ続く