【R-1ぐらんぷり】盲目の漫談芸人・濱田祐太郎、同期・ゆりやんレトリィバァと「同じ舞台に進めるっていうのが不思議な気分ですね」
“ひとり芸”ナンバーワンを決める「R-1ぐらんぷり2018」(3月6日夜7.00-8.54フジ系)の決勝が迫っている。昨年「THE W」を制したゆりやんレトリィバァが本命視される中、彼女のNSC養成所時代の同期芸人が注目を集めている。盲目の漫談芸人・濱田祐太郎だ。
WEBサイト「ザテレビジョン」では毎日、ファイナリスト12名のうち準決勝を勝ち抜けた10名のインタビューを紹介していく(残り2名は決勝当日の「復活ステージ」で決定)。今回はピン芸人・濱田祐太郎が登場!
生まれつき全盲に近い弱視という濱田の笑いは関西弁の小気味よい漫談スタイル。ポジティブ思考と朗らかな人柄がにじむ明るい笑いで、障がいにまつわる“あるある”をユーモラスに取り上げる。決勝進出者お披露目会見でも、霜降り明星 粗品が「僕だけ靴がボロボロ」とぼやいたのを逃さず「僕は自分の靴が汚いかどうか見えないんですけど」と返し会場を沸かせた。
養成所時代の同期・ゆりやんレトリィバァについては「ライバル心はまったくないです。ずっと上の、活躍しているタレントという感じ」と笑いつつ、「とにかく自分が納得できるしゃべりをしたい」と意気込む。そんな濱田に、お笑いを始めた当初からの目標だという「R-1ぐらんぷり」への思いや自身の笑いの原点について聞いた。
東京でのネタ披露は初「どんな感じかなぁって」
――改めて、決勝に進出された心境からお願いします。
うれしいのが半分と、安心感が半分です。
――準決勝でネタをやっているとき、お客さんの笑い声が聞こえたり手ごたえは感じましたか?
一番最後のほうは、いい感じでできたかなと思います。東京で舞台に立ってしゃべるのも初めてだったんで、それまでは東京のお客さんはどんな感じかなぁと思いながらしゃべってました。
――東京のお客さんの反応はどう感じました?
そうですね、受け入れてくれる部分もあったり、ちょっと踏み込んでる部分になると、固まってるのかなっていう印象がありましたね。
――ご自身は漫談スタイルですが、参考にしている芸人さんは?
漫談っていうことでいうと、今回準決勝に残ってはったんですけどナオユキさんっていう松竹芸能の芸人さんがすごく好きで、「R-1ぐらんぷり」のDVDも、ナオユキさんは2009、2010、2011、2013年と出場していらっしゃるのでそれを聞きながら、いろいろ参考にさせてもらったりしてる部分は多かったですね。