華村あすか、グラビア界“異例の新人”が高校時代に憧れていた職業とは?
――恋や仕事に不器用な男性が営業マンとして人間として成長していく姿を描いた青春ドラマ「宮本から君へ」(テレビ東京ほか)。主人公・宮本浩(池松壮亮)の憧れの人・甲田美沙子を演じるのは華村あすか。
華村「演技初挑戦だったので楽しかったのが半分、表現する難しさを実感したのが半分でした。美沙子という女性を考えてキャラクターをつくっていったのですが、実際に演じてみるといまいちしっくりこなくて…。監督と相談したり悩みながら役作りをさせていただきました」
――美沙子は元カレと情熱的にアタックしてくる宮本の間で揺れ動く。
華村「美沙子は自分とは全く違うタイプで女子力が高い。彼女のような女性っぽいしぐさや言葉遣いをしないので、勉強になったというかリスペクトしたくなりました。モテてキラキラしているのがうらやましかったです。恋にうまくいかないときに別の男性から優しくされて気持ちが動いてしまうというのはちょっと分かる気もします。そういう女性の繊細な気持ちを丁寧に描いているのもリアルだと思いました」
――デビューしてすぐにグラビア雑誌の表紙を飾り、“異例の新人”として話題を集めた彼女。山形から上京してきてまだ1年とのこと。
華村「何となく慣れてきましたが、美沙子のようにお気に入りの場所はまだ見つけられていないです。食べることが大好きなので、最近はおいしいアヒージョを求め、ネットで調べていろんなお店に行っています。食以外での東京の魅力をもっと知りたいですね(笑)」
――大きな目やスラッと伸びた手足も魅力的だが、自分のカラダの中でお気に入りのパーツはある?
華村「ないですね。考えたこともないかも…。ただ、腕の筋肉が高校の部活の友達の中でも一番すごかったんですよ。なので特徴があるといえば腕かな? ちなみにこの腕を活かしてスリーポイントシュートもキメていました。あれは決まったときが本当に気持ちがいいんです」
――言葉を選ぶようにゆっくりと話す彼女はおとなしそうだが、高校卒業までバスケットボールに打ち込んでいたというスポーツウーマン。
華村「朝から晩まで、授業以外はずっとバスケットボールをしていましたね。身長があるのでリバウンドとゴール下からのシュートが得意だったんですよ。当時は海外に興味があってキャビンアテンダントさんに憧れていて、女優になるなんて考えたこともなかったです。そう考えると何か不思議ですね!」
――演技初挑戦ながら、繊細な女性の心の動きを表現した華村。今後はどのような女優になっていきたい?
華村「いろんな役を演じられる女優になりたいです。ちなみに今、やってみたいのがアクションを取り入れたお芝居。バスケをしていたことを生かせたらいいな…と。今回、ドラマに出させていただいたことで、表現するということにこれまで以上に興味が出てきました。これからも女優として頑張っていきたいです!」