岡田武史、日本は「醜く勝つなら、美しく負けた方がいい」を言い訳にするな
具体的に、何が問題だったのかを聞かれると「(日本人は)美学みたいなものを持っていて、それはいいんだけど、それを勝負への言い訳みたいにして、勝負に徹しきれない」と指摘。
また、ヨハン・クライフの言葉「醜く勝つなら、美しく負けた方がいい」を引用しつつ、「これ、一番好きなのが日本人」とも語った。
「『決定力さえ』ってよく言うよね。結局、点入れなかったら勝てないんだよ」と力説した岡田は「いいチームを作ったなと思っていたんだけど」とザッケローニ元監督を称賛しつつ、「点入れなきゃ負けるんだよ。点が入らないのに、そこまでの美学で満足しているというね。あとは決定力だけ、それが一番大事なんだと。その辺のところが、やっぱりザックの時の初戦には出たよね」と振り返っていた。
取材・文=岸豊