「特捜9」完走のイノッチ 「ドラマは救いだった」10代のころを振り返る
井ノ原、ドラマは「自分を認めてもらえる、大切な場所」
井ノ原が役者という仕事に対して抱いている思いとは?
「僕自身、単独で自分の名前が世に出ることになったのがドラマだったので、ドラマという演じる場所は、“スポットライトを浴びることができた唯一の場所”だった。仲間内での競走って、“先輩の後ろで踊るとき、いかにセンターで踊らせてもらえるか”とか“どれだけ先輩にMCでイジってもらえるか”っていうところで…。それこそが、自分の価値だった。そんな中でドラマに出るということは、そこから一気に10歩くらい進めた気がしていたんです。長い間自分にスポットライトが当たって、自分の顔を写してもらえる場所。本当に救いだったんですよね。自分を認めてもらえる、とても大切な場所。中学3年くらいのころでしたね」
V6はことしでデビュー23年。今、井ノ原は自身とV6の未来をどんなふうに見詰めているのだろう。
「正直、ゆっくりしたいなぁ~って思ったこともあったりするけど、コツコツと真面目にやってきたことが認めてもらえての今なのかなって思う。だから、自分には、悪いシワは刻まれていないと思えるんですよね。今まで通り自分のペースで進んでいけたらうれしいなと思います。V6としては、みんなとより良い会話を重ねていきたい。何のしがらみもない、よりシンプルな関係性になっていけたらなって思います」
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