ヒャダインとぺえがMCを務める「#ジューダイ」(毎週木曜夜7:25-7:50、NHK Eテレ)。
同番組では、全国各地の10代のさまざまな現場に直撃するロケ企画や、月に1度、生放送で若者たちの意見を募集する企画などを行っている。
今回、昨年の4月の放送開始から1年以上共に番組に出演しているヒャダインとぺえに対談インタビューを敢行。その模様を2回にわたって送る。
前編では、二人の抜群のコンビネーションの秘密や、印象深いロケのエピソードなどを聞いた。
高校生たちが頑張る姿に、「二人で感動して号泣しました」
——これまでの放送の中で、印象深い回を教えてください。
ぺえ:私はやっぱり「書道部」の回ですかね。千葉の袖ヶ浦高校の書道部に密着した回で、3度くらいロケに伺わせていただきました。生徒たちに密着している中で、部活の顧問の先生がお亡くなりになられたり、いろいろなことがありました。
それでも現実を受け止めて、「書の甲子園」という大会に向けて高校生が頑張る姿を見て、二人で感動して号泣しました。
そんな一生懸命な高校生たちと、喜びを一緒に分かち合えてうれしかったです。
ヒャダイン:あれは感動しましたね。僕は逆に、我々二人があまり乗り気じゃなかったものが印象に残ってるんです。
この番組、ラップについて取り上げることがすごく多いんですよ。広島、福岡、仙台、東京にロケに行ったから、もう4回はやっているんです。
公園で若者たちがやってるラップの集会に放り込まれたときは、正直めちゃくちゃ怖かったですね。
ぺえ:私たち、そんなにテンション高いパリピみたいなタイプではないので、初めは抵抗ありました。
ヒャダイン:今は、ラップをやっている青年がみんなが怖い訳ではないと分かりました。いろんな10代と出会えて楽しいです。
――今の10代には、どんな傾向があると思いますか?
ヒャダイン:結構冷めてるよね? 冷静で、自分の言葉を持っているから、テレビカメラの前でもすごくちゃんとしゃべるんです。カメラに映りたくて「ウエ~イ!」みたいなやついないですよね。
ぺえ:ベテランですか? って思うくらいしっかりしている人もいます。でも、熱いものに対してちょっと冷ややかな部分はあるかな。
私はずっと体育会系だったので、いわゆる“熱血”な環境だったんです。だから、「もっと熱くなろうよ!」と思っちゃうこともあります。いつか笑い話になるんだから、一回みんなでけんかしてから、一つにまとまったりすることを体感してほしいなと思います。
ヒャダイン:今の子たちは予定調和で終わらせる部分がありますよね。僕もぶつかり合うことなく生きてきたので、ぺえちゃんが今の子に対して熱くなってるのを見ると「言え言え!」って思ってます(笑)。
ぺえ:いや、そんなヒャダインさんでも熱くなってることありますよ。それくらい、最近の子が冷めてるんじゃないかな。効率よくなんとかしようとするんです。
その気持ちも分かるんですが、効率的じゃないことをして、結束が固まることも必ずあると思うんですよね。
ヒャダイン:そうですね。でもみんな好きなことがないわけではないんですよ。冷めていても、彼らなりの温度で夢を追いかけているような気がします。
ぺえ:挑戦する力が少ないような感じがする。恋愛でも、何か目標に対して一歩踏み出せば、ガーッと前に進んでいくんですけどね。
ヒャダイン:そんな子たちが前に踏み出すお手伝いができる番組になればいいですね。
ぺえ:そうですね。背中を押してあげられればいいなと思っています。
毎週木曜夜7:25-7:50
NHK Eテレで放送
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