2018年春クールに放送されたドラマを対象に開催した「週刊ザテレビジョン 第97回ドラマアカデミー賞」の受賞作が決定。
「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)で信用詐欺師・ダー子を演じ、見事なコメディエンヌぶりを発揮した長澤まさみが、主演女優賞に輝いた。そんな長澤の受賞コメントを全文公開!
――第97回ドラマアカデミー賞で最優秀主演女優賞に選出されました。受賞のお気持ちをお聞かせください。
たくさんの方にドラマを楽しんでいただけたのだという事だと思いますので、とても嬉しく思っております。益々真剣に作品に取り組んでいきたいと思いました。
――「コメディエンヌとしての魅力を再確認した」という声が多く寄せられました。あらためて、今回の作品に取り組まれた感想を教えてください。
近年コメディー作品に参加させていただく機会が多くあり、これまでの経験を糧にして邁進(まいしん)してこられたのかなと思いました。
――「ダー子のくるくる変わる表情と、はちゃめちゃに見えて実は人を大切に思っているところが魅力的」という声もありました。ご自身ではダー子の魅力をどのように感じていらっしゃいますか?
ダー子の全てが魅力的だと思います。ダー子だから許される、ダー子だから可愛い、ダー子だからあり得る……など、”ダー子だから”がたくさんある。その人間性に魅力を感じていました。
――各話で披露された扮装への反響も大きかったですが、好評の声は届いていましたか? 感想と共に、もしお気に入りの衣装などありましたら教えてください。
「アレ面白かったよ!」と言っていただける機会が話を重ねるごとに増えて。期待に応えたいなという気持ちで頑張っていました。お気に入りの役は山形出身の女性でした。
――ダー子とボクちゃん、リチャードの掛け合い、チームワークも楽しく拝見しました。東出昌大さん、小日向文世さんとの共演の感想を教えてください。
東出さんはセリフ回しの速さに、小日向さんは切り替えの早さに、驚く事ばかりの共演者でした。3人ともテンションが合うようで一緒に居てもとても居心地が良く、過密なスケジュールもお互い支え合って乗り越えられました。お二人でなければ、ダー子は演じられなかったと思います。とても感謝しています。
――“古沢良太さんの脚本との相性の良さ”を指摘する声も寄せられましたが、脚本の魅力はどのように感じていらっしゃいますか? 特に印象に残っているシーン・セリフなどありましたら、合わせて教えてください。
古沢さんの脚本はスピード感がありながらも、セリフが生きているというところが魅力的だなと思いました。その時を掴みつつ、見応えがある作品だなと。ドラマ撮影からは随分日が経ってしまい、今は映画の方に気持ちが移ってしまっていまして。(印象的なシーン・セリフについて)映画の方なら答えられるんですが…それはお楽しみという事でもよろしいですか?(笑)
――あらためて、ご自身にとって「コンフィデンスマンJP」はどのような作品となりましたか? 映画化も決まり、続編を楽しみにしている視聴者にもメッセージをお願いします。
私にとって、大切な作品の一つになりました。この作品に関わった全ての方に感謝していますし、一緒に寒い冬を乗り越えてくれた事にとても感謝しています! 映画の撮影もまた共に切磋琢磨して、より良い作品が出来るといいなと思っています。ドラマを楽しんで下さった方にまた楽しんでもらえる作品になるよう、一歩一歩大切に進んでいきたいと思います。
助演男優賞・吉田鋼太郎さんの受賞インタビューは8月10日(金)朝7時に公開予定、助演男優賞・木村多江さんの受賞インタビューは8月10日(金)昼12時に公開予定!
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