野村周平と柳ゆり菜が出演する映画「純平、考え直せ」が、9月22日(土)より新宿シネマカリテ、シネ・リーブル池袋ほかにて全国順次公開される。
本作は新宿・歌舞伎町を舞台に、若い男女が限られた3日間を刹那に駆け抜ける。“一人前の男”になることを夢見る歌舞伎町のチンピラの純平(野村)は、ある日、組の幹部に「対立する幹部の命を獲ってこい」と命じられる。そんな中、純平は偶然出会ったOL・加奈(柳)と一夜を共にし、決行までの残された3日間を一緒に過ごすことに。2人は徐々に引かれあっていくが、決行の日は刻々と迫り…。
「ザテレビジョン」では本作が初共演となる2人にインタビューを行い、今だから話せる撮影の裏話などを聞いた。
“壁ドン”がない恋愛ものです!
――脚本を読んで、どう思われましたか?
野村:最初に台本を読んだときは、自分には挑戦的な役だと思いました。でも実際に演じてみると、こんなに突き抜けている作品もあまりないなと。ある意味、恋愛ものです。“壁ドン”とかがない、リアルな恋愛ものですね!
柳:そう、キラキラしていないやつね(笑)。最近では珍しくキラキラしていない、人間くさいというか泥くさい熱い作品。せっかく愛する人を見つけたのに、たった3日間しか一緒にいることができないというのは切ないですね。
私が演じる加奈はだいぶん日常に退屈していたので、今を懸命に生きている純平に引かれたのは分かる気がします。
――初共演ということですが、お互いの印象はいかがですか?
野村:最初から最後まで柳さんの印象は変わらないです。最初は全然話さなかったのですが、詮索しながら、話し掛けていきました。最初は壁を作られましたけど(苦笑)。
柳:私、壁を作りがちなんです(笑)。結構、話し掛けてくださったんですけど…。
野村:どんな役でも、相手と仲良くないとできないタイプなので。足を洗うにしても、ギクシャクしてしまうんです。「触っていいですか?」みたいな(笑)。最初は壁があったような気がしましたけど、徐々に打ち解けて、最後は仲良くなれたと僕は信じていますけど(笑)。
柳:(笑)。撮影期間が2週間くらいで、短かかったんです。でも、短い割にはきょうだいというか、普通な感じではないです(笑)。互いに深く愛し合うシーンの中でいろいろな経験をしたので、なんだか以前から知っているような感覚になりました。
――では、2週間でお互い打ち解けられたんですね。
野村:打ち解けたでしょ!
柳:えー、打ち解けたかな?(笑)。いつも傷メークをされていたので、それを毎回見させていただいていました。あの傷が結構好きで、どうなっているんだろうと思って。でもそのあたりから、徐々に打ち解けたかな…。
9月22日(土)より新宿シネマカリテ、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
出演=野村周平、柳ゆり菜/毎熊克哉、岡山天音、佐野岳/戸塚純貴、佐藤祐基、藤原季節、日向寺雅人/森田涼花、木下愛華、やしろ優/下條アトム、二階堂智、片岡礼子
原作=奥田英朗
監督=森岡利行
脚本=角田ルミ、木村暉、吉川菜美
■公式サイト
http://junpei-movie.com
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