キーワードは“既視感”
――「冗談騎士」でMCを務める鈴木おさむさんの印象は?
加納:めちゃくちゃ愛がある人やと思います。若手芸人に対して、ホンマに刺さること言ってくれるんです。
「うわー、そこ刺さるなぁ!」っていう、自分らにとっては嫌なことも言ってくれて。「そっかぁ」って思いながらも、ありがたいですね。ちゃんと見てるなぁって思うし、やっぱすごい人ですね。
村上:最初に出演したとき、おさむさんから「プラスの人生とマイナスの人生をそれぞれ歩んでください」って言われたんです。私がマイナスの方なんですけど、めちゃめちゃ失恋してます(笑)。
加納:ひざも擦りむいたしな。
村上:けがもするし、外反母趾も痛いし。
加納:まさに、おさむさんの言った通りになってます。予言者です(笑)。
――ネタは加納さんが作っていますが、ネタ作りの発想はどこから?
村上:ウチ?
加納:誰がや!! どっちが答えてんねん!
村上:ネタはウチがあげてます。
加納:もらったことないわ! ネタが(他の芸人と)かぶらんように、かぶらんようにって作ってます。「他の人だったら、ここに行くかな?」って思ったら、ちょっとずらしたり。
村上:相方は、やっぱり既視感っていうのを嫌うらしいです。
加納:何を難しい言葉使ってんねん! 私が教えたんですよ、「既視感」。まぁでも、自分で首締めてるんですけどね。今後勝ち抜き続けると、ちょっとつらくなってくると思います。
――村上さんはネタ作りに参加したりはしないんですか?
村上:ネタって何ですか?
加納:この人、ネタっていう言葉の意味を知らないんです。まだ教えてあげてないんで(笑)。