星野源の原点は中学時代「俺これで生きれる」
1月4日に放送された「勘九郎・七之助の極め付け!座・中村屋2」(フジテレビ系)に星野源が登場、俳優・ミュージシャンなどマルチに活躍するその原点を明かす場面があった。
中村七之助は、平成中村座を訪れた星野に対し、客席に設けられた特設バーカウンターのセットでオリジナルカクテルと星野の好物であるすしでもてなした。
「音楽家・星野源より先に知ったのは俳優・星野源なんで。『地獄でなぜ悪い』(2013年)、最高な役者だなって思った。大笑いして。表現の世界に出ようとするきっかけは?」と星野に質問した。
星野は「音楽も演劇も中1の時に学校の中で始めて。有志で在校生が勝手に演劇をやっていいって不思議な学校だった。自分たちでステージ作って。
だから脈々と、演出家の流れと、役者の流れと、スタッフさんの流れがあるの、学校の中に。でもその時はまだ舞台の上に出る役じゃなくて、ほぼスタッフさん。でも一言だけ舞台裏から主人公を呼ぶみたいな。
舞台裏だから、なおさら大きな声出さないと呼べない、(舞台に)届かないから、『わーっ』て本番で大きな声出した時にすっごいスッキリしたの。
それまで生きるってことに対して『息苦しいななんか』『これずっと続くのかな』みたいなことを考えてた子供だったんだけど、(その一言を言って)スカっとした時に、俺これで生きれるって思って。
それで演劇とか演じるってことをその後も学校の中で繰り返すようになって。もうそれ以外できない感じっていうか、音楽もずっとその時からやっていて、カセットテープに自分のオリジナルをただ入れる(録音)っていう。アルバムをただただ(作る)。
なんか『分からない』っていう歌詞がいっぱい出てくる。『何をしたらいいのか分からない』って(笑)」と、気恥ずかしそうに当時を振り返った。