“歌手”土屋太鳳がつんく♂書き下ろし「幸せのセレナーデ」を歌唱
つんく♂コメント「土屋太鳳はかわいい声」
――実際に土屋太鳳さんの歌声を聞かれた感想をお聞かせください。
普段ドラマで見る印象と声の印象が違って、思った以上に明るい声でした。なので、極力、かわいさが出ないようなイメージで歌ってもらいました。本人は無意識と思いますが、時折お皿をこすったようなキュキュっとする、かわいい声の部分が出てきて、それが個性的で魅力的な声をしてるなと思いました。
――もし、本当に土屋さんを歌手(またはアイドル)としてプロデュースするなら、どんな歌手をイメージしますか?
「まれ」(2015年3月-9月、NHK総合ほか)も「花子とアン」(2014年3月-9月、NHK総合ほか)も「鈴木先生」(2011年4月-6月、テレビ東京系)も見ましたが、真夜中のパン屋さんの印象が強く、あのパン屋さんの太鳳ちゃんが好きでした。
彼女が今14歳の設定としてデビューから考えていいのであれば、とにかく明るくフレッシュな個性的な曲を2、3曲出して、スマッシュヒットをCMやドラマと共に出します。年齢もいい感じになった“ここぞ!”というときに、マイナー調の悲しく重めのしっかりした曲で大ヒット目指してみたいですね。
――読者の方へのメッセージをお願いします。
映画を見ても、音楽を聞いても、CMや雑誌を見ても、とにかく日本がぐんぐん成長していく時代でした。中でも、テレビは一番華やかで、お金もあって、影響力もあって、華やかな時代だったと思います。テレビからはすごいスターがたくさん出てきて、子供の頃の僕らにとって夢の箱の中でした。
今回はそんな時代がドラマになるんですが、その音楽に関わることができました。僕自体もタイムスリップした感覚で、憧れていたあの時代の皆さんの仲間入りを勝手に果たした気分で、超楽しくお仕事ができました。
そういうワクワクの詰まったドラマに仕上がっているはずですので、テレビをご覧のみなさまも一緒にタイムスリップし、あの時代を楽しんでいただきたいですね。