“漫画の神様”手塚治虫が亡くなる半年前、大友克洋に寄せた意外な文章を公開
また、その類まれな才能と仕事のオファーを断らない性格から、全盛期には連載・読み切り合わせて15本もの作品を同時進行し、原稿の締め切りを守れない一面も。
番組では、当時の布団に寝そべりながら、電話で原稿の締め切りを延ばしてもらえるよう交渉する手塚の貴重映像も公開される。
他にも、当時の手塚スタッフからは、手塚が旅行先の鹿児島から東京まで驚きの方法で原稿を届けたエピソードが。
アニメ「鉄腕アトム」の主人公・アトム役の声優・清水マリからは、アニメ制作が遅れた際に行った驚きの吹き込み手法が明かされる。
さらに、手塚るみ子氏は、父・治虫が最後に過ごしたアトリエを公開。
そこには、鍵をなくして約25年間開けられることがなかったキャビネットが。5年前その中から新たに発見された、手塚の遺品の数々を特別に紹介する。
医学博士である手塚がどうしても乗り越えたいとあがき続けてきたコンプレックスを象徴するような一品や、亡くなる半年前、当時「AKIRA」で一世を風靡(ふうび)していた大友克洋に寄せた意外過ぎる文章も登場する。