戦火から国宝を守った男を榎木孝明がナビゲート!
中京テレビは、11月3日(水・祝)に特別番組として「秘録 燃えた名古屋城~戦火から国宝を守った男 小栗鉄次郎~」を放送すると発表した。
明治14年、愛知・豊田に生まれた小栗は、地元で考古学を研究しながら教師を務めた。昭和初期には史跡の調査に対応できる専門家として、愛知県で唯一史蹟名勝天然紀念物調査会の専任主事として迎えられる。また、当時は普及していなかった写真機による撮影と、自身の手によるスケッチによって史跡を記録。約70年にわたって日記をつけており、戦火により公式文書がほとんど残されていない事柄についてもそこに記されていることから、今日でも貴重な資料となっている。
第二次世界大戦が勃発(ぼっぱつ)し、戦火によって国宝類が焼失・破壊されてしまうことを恐れた小栗は、これらを疎開させるために奮闘。昭和19年には名古屋市内にある移動可能な国宝類の疎開をほぼ完了させた。さらに、永久保存が定められた名古屋城についても、部屋ごとに全ての面を正面から撮影、建物の大きさを詳しく測って平面図や断面図を作成するなど、詳しい資料を残している。名古屋開府400年を迎えた今も、小栗の遺した名古屋の文化は守り伝えられており、特に写真は、現在進められている名古屋城・本丸御殿の復元事業において重要な役割を果たしている。
番組では、俳優・榎木孝明を案内人に、小栗鉄次郎が戦時中に国宝を疎開させた神社や家族を訪ねながら、彼の功績をたどり、人物像をひもといていく。
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11月3日(水)昼3:50-4:45 中京テレビで放送






























