風間俊介、ジャニーズのオーディションを回顧「あそこは人生が変わった場所」

2019/03/14 06:00 配信

ドラマ

第1週(第1話~5話)あらすじ


“姫”と呼ばれた永遠のマドンナ・九条摂子(八千草)が世を去ってから2年余り。相変わらず「やすらぎの郷 La Strada」に暮らす脚本家・菊村栄(石坂)は古い資料の中に一冊の台本を発見して以来、そのことがずっと頭を占めていた。

その台本は10年ほど前、終戦記念日の大型ドラマスペシャルとして撮影寸前まで進みながら、制作中止になったものだった。タイトルは「機(はた)の音」。満蒙開拓団に参加して敗戦の渦に巻き込まれ、命からがら日本にたどり着いた機織り姉妹の物語だったが、テレビ局の裏切りにあってあっけなくボツとなり、全力を注いでいた栄はもちろん、主演に決まっていた白川冴子(浅丘)と水谷マヤ(加賀)をも深く傷つける結末となった作品だった。

第2週(第6話から10話)あらすじ


苦い記憶を思い返していた栄は、ある日「やすらぎの郷」の新たな入居者である元歌舞伎役者・水沼六郎(橋爪)から、運に見放された彼の半生、そして彼の“原風景”への思いを聞く。

六郎との会話に触発された栄は、「機の音」の舞台を生かしつつ、全く別の物語をつづってみようと考え始める。誰のためでもない、純粋に自分の生きがいのために。

そうして栄が書き始めたのが、「道」。山梨の山間の村で生きる名もない青年・根来公平(風間)と、彼が恋した娘・しの(清野)を主人公に据えたシナリオだった。