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モー娘。プラチナエースの女優力に彦摩呂、衝撃!「田中れいなはエンターテインメントのフルコースや~」

2019/05/13 07:00

舞台「信長の野望・大志 夢幻 ~本能寺の変~」に出演する彦摩呂と田中れいな。最終章に向かう今の気持ちを聞いた
舞台「信長の野望・大志 夢幻 ~本能寺の変~」に出演する彦摩呂と田中れいな。最終章に向かう今の気持ちを聞いた


劇の雰囲気を倍増させる田中れいなの歌


――初演「春の陣」からちょうど1年がたちます。振り返って、印象に残っていることはありますか?

彦摩呂:思い出というより現在進行形のことで、「信長」(「信長の野望・大志」)は年齢差のある40人以上の大所帯だから、まるで大家族の中にいる感覚。他の現場からここに来ると、帰ってきたという気分になるんですわ。

田中れいな:分かります。私も「あと少しで『信長』だよ」と言われたときの安心感はすごいです。演じてきた作品の中では一番難しくて、毎回頭を抱えるんですけど、早く戻っていきたいと思う現場なんですよ。

それこそ、かいちゃん(織田信長役・鶏冠井孝介)なんて本当のお兄ちゃんみたいだし。彦摩呂さんは面白くて優しいし。「春の陣」のときは、「彦摩呂さん来た! あいさつ行かんと!!」って、めっちゃ緊張してたんですけどね(笑)。

――もしかして、2011年の「ドラGO!」(テレビ東京系)以来の共演ですか?

田中:そうなんですよ。それをどうやって切り出そうか、家ですごく考えていたんです。「今日言おう、今日こそ言おう」って。

彦摩呂:ある日、「そうやったよねー」って話になってな(笑)。

――覚えていたんですね。

田中:うれしかったです。彦摩呂さんは数え切れないくらいの旅番組に出られているから、もう忘れられているかもと思ってました。

彦摩呂:「ドラGO!」のときは、お人形さんみたいで、ちょこんと助手席に乗っててね。明るくてかわいくて、アイドルってこういう子やなって、つくづく思いましたよ。ストラップに付けて帰ろうかと思ったもん。

――再会しての印象はどうでしたか?

彦摩呂:女優力がとんでもなかったですわ。最初は僕らも手探りだったんですよ。イメージがまだできてない状態から始まって、でも、立ち稽古に入り出すとれいなちゃんはどんどん市になっていってね。

今回の「夢幻」に至るまで、役に対する思いをぐっと深めてきているのを僕は間近で見てきています。

歌のシーンももちろんね。彼女のライブも見に行かせてもらったんですけど、そういうホームでの歌い方とはまったく違うもので、ときに子守歌のように、ときに風が吹くように、歌詞を紡ぐ感情の入れ方に鳥肌が立ちました。

時代劇の中で彼女だけが歌を歌うって、下手をしたら空気を壊しますやん。ところが、劇の雰囲気を倍増させるような歌い方をするんですよ。初演のときはホンマにびっくりしました。

【写真を見る】特別に衣装稽古にも潜入! 今回もお市・田中れいなの歌唱シーンは必聴だ
【写真を見る】特別に衣装稽古にも潜入! 今回もお市・田中れいなの歌唱シーンは必聴だ


田中:雰囲気を壊すという見方もあったんですね。それは考えたことがなかったです。私としては、ミュージカルではないからセリフとして歌うのはおかしいし、かと言ってライブのように歌うのはもっとおかしいし、その狭間のどの辺りを狙えばいいのかは悩んでいたんです。

それを今、彦摩呂さんから雰囲気を倍増させるという言葉を頂けて、すごくうれしいです。

彦摩呂:歌う意味をしっかり付けられる子なんですよ。夫やわが子を想う気持ち、戦国のやるせない気持ちをそれぞれの歌い方で表現していて、それは「信長」の舞台でしか聴けない、市である田中れいなの歌です。あの悪いお姫さんの歌とも全く違うもん。あれの歌もすごかったですわ。

――ミュージカル「悪ノ娘」のリリアンヌですね(笑)。

田中:「悪ノ娘」はあの役での歌だし、ミュージカルなので全然違いますね(笑)。

彦摩呂:「信長」もそうだし、「悪ノ娘」もそうだし、この子の歌はすごいですよ。芝居は役によって変えられますけど、歌は自分に引き戻しそうなものじゃないですか。それを役として歌い切っているから、役も輝いてくるんです。

下に続きます
■舞台「信長の野望・大志 夢幻 ~本能寺の変~」
2019年5月18日(土) 埼玉・戸田文化会館
2019年5月21日(火)~26日(日) 東京・シアター1010

【HP】https://nobunaga-stage.com/
【Twitter】@nobunagastage

■田中れいな公式
【HP】www.tanaka-reina.com
【Instagram】tanakareina.lovendor
【Twitter】@ganbareina11
【Blog】https://ameblo.jp/tanakareina-blog/

■彦摩呂公式
【Blog】https://ameblo.jp/hikomaro-blog/

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  • 「殺陣は…どうでしょう(笑)。『まさか!?』のシーンはあります」と田中れいな
  • 「どうすればもっといい表現になるのか、今、それがどんどん頭に浮かんでくるんです」(田中れいな)。彦摩呂が語った“役の成長”をどう見せてくれるのか
  • 彦摩呂は「市の成長過程を、彼女(田中れいな)自身がしっかり追えているんです」と語った
  • 彦摩呂は「宗久チームにもご注目を」とアピール。今回は茶室を離れ…
  • 足利義昭を演じる加藤凛太郎(奥)。相変わらず楽しませてくれ、稽古中、見守る演者たちは笑いをこらえていた
  • 上杉謙信を演じる根本正勝。「冬の陣」で見せた圧巻の殺陣は、今回も大きな見せ場に
  • 信長の小姓・森蘭丸(高岡裕貴)。史実では信長を守るため本能寺の変で討ち死にしたとされている
  • 毛利輝元(田渕法明)、石田三成(影山達也)ら、今回から登場する有名武将たちにも注目
  • 「冬の陣」にてこの先の歴史を知った徳川家康(竹石悟朗)はどのような行動を起こすのか
  • 敵か味方か。謎に包まれていた明智光秀(谷佳樹)の行動の根幹にあったものとは
  • オープニングパフォーマンスの振りには、これから始まる物語のさまざまな人間模様が刻まれている
  • こちらは新衣装で舞う、お市・田中れいなのオープニングパフォーマンス。稽古のためハンドマイクだが、本番ではヘッドマイクとなる
  • 織田信長役の鶏冠井孝介(右)と明智光秀役の谷佳樹(左)。明智の謀反はどのようにして起こるのか
  • お市の娘・茶々を演じるのは元AKB48の前田亜美。成長した茶々には、ある感情が芽生えていた
  • 製作発表会で「結婚したくない!」と拒否っていた柴田勝家との関係はどうなる?
  • 主演・織田信長役の鶏冠井孝介。さらに傾(かぶ)いた新衣装にも注目
  • 「れいなちゃんのこの小さい体に、表現者としての全てが詰まってるんです」(彦摩呂)
  • 田中れいなが「えええっっ!!!」となったシーンとは? ちなみに記者は、彼女が言うのとは別のシーンでも二度三度と驚かされた
  • 「“織田”と“明智”、両サイドの物語を絶対に見てください!」(田中れいな)
  • SIDE織田とSIDE明智。表裏となる2つの物語を見ることで、両者の全てが明らかになる
  • 5月18日(土) 埼玉・戸田文化会館にてプレビュー公演を実施。5月21日(火)~26日(日) 東京・シアター1010にて、SIDE織田とSIDE明智の2パターンの公演を回替わりで上演する

関連人物

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