<パーフェクトワールド>『自分の代わりに背負える人に…』父の思いに視聴者揺れる「気持ち分かる…」
松坂桃李が主演を、山本美月がヒロインを務めるドラマ「パーフェクトワールド」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)。樹(松坂)とつぐみ(山本)の互いを思う気持ちが感動を呼ぶ本作だが、5月21日に放送された第5話でつぐみの父・元久(松重豊)が樹に打ち明けた思いに、反響が広がっている。(以下、ネタバレがあります)
「強い人間とは、どうしても思えない」
同作は「Kiss」(講談社)に連載中の有賀リエの漫画が原作。車椅子に乗った建築士・鮎川樹が、高校の同級生・川奈つぐみと再会し、心を通わせていく中で樹の生き方が変化していくラブストーリー。
つぐみに思いを寄せる幼なじみ・是枝洋貴を瀬戸康史が、樹の訪問介護ヘルパー・長沢葵を中村ゆりが、樹の同僚・渡辺晴人を松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)が演じる。
線路に転落し、大惨事寸前だったつぐみ。幸い命に別条はなかったものの、知らせを聞いたつぐみの両親は地元・長野から慌てて駆けつけた。
そんな第5話で注目を集めたのが、つぐみの父・元久(松重豊)が樹に思いを打ち明けた場面。元久は突然「頼む!娘と別れてくれ」と切り出し、率直な思いを口にした。
「私は心臓が悪い。そう長くはない。もし今、娘に何かあっても、背負って走れるだけの体力はない。助けてやれる自信もない。でもあの子は私の大事な娘だ。命よりも大事な娘だ。素直でやさしい子だが、障がいのある人を支えて生きていけるほど強い人間とは、どうしても思えないんだ」
そう語る元久の脳裏には、幼い頃ぜんそく持ちだったつぐみを、発作のたびに背負って病院まで走った記憶が甦っていた…。