放送中のドラマ「ミストレス~女たちの秘密~」(毎週金曜夜10:00-10:50、NHK総合)。
本作は、英国BBC放送の人気海外ドラマ「Mistresses」を原作に、女性たちが愛を求めて過酷な日々を生き抜く姿を描く。
このドラマの中に登場するのは、さまざまな秘密を抱える4人の女性たち。マラソン大会で出会った年齢も職業もバラバラな香織(長谷川京子)、友美(水野美紀)、冴子(玄理)、樹里(大政絢)は、暇を見つけて集まっては、食事をし酒を飲み、互いに自分の胸の内を明かしてうっ憤を晴らしている。
5月17日に放送された第5話からは、医師の香織と大学生の貴志(杉野遥亮)の“禁断の愛”がさらに。
二人の愛が“禁断”である理由は、年齢差だけではない。香織は、不倫関係にあった恋人の木戸光一郎(橋本さとし)が自殺しており、貴志は木戸の息子だからだ。
今回、「ザテレビジョン」では、香織を演じている長谷川にインタビューを行い、愛に溺れる女性を演じた感想などを語ってもらった。
香織は「非常に受け身な女性だと思います」
――香織というのはどんな人物だと捉えて演じていますか?
自分から何かを仕掛けることがあまりない、非常に受け身な女性だと思います。
彼女が何かをしなくても事件が起きたり、異性が寄ってきたり、女性は共感しずらい部分もあるのかな(笑)。でも、嫌な感じに見えないように演じられればいいなと思いますね。
――香織を取り巻く男性陣についてはどのように思いますか?
こんなに冷たくしているのに、なんで男の人たちは寄ってくるんだろうと思います(笑)。
女性って言葉の表と裏があるじゃないですか。それが読み取れなくて、言葉の表だけ受け取って傷ついてしまったりする男性を見ていると、「本当はその言葉の裏を読み取ってほしいのに!」って思ったりするんです。
――そんな男性を前にしたときのせりふの言い回しで意識していることはあるんですか?
そのときのシチュエーションにもよりますが、基本的には監督からは「甘えないように」と演出されています。だから、例えば「来ないで」っていうせりふだったら、本当に突き放すように言うようにしていますね。
香織に関しては、話し方が甘くなってしまうと、ちょっと“いかにも”っていう感じになっちゃうような気がしています。