稲垣吾郎「山ちゃんにも見てほしい」蒼井優の夫役を演じたアニメ映画が公開
芦田「家族とはこうあるべきと考えるより、お互いを思い合うことが大切」
――本作のテーマの一つでもある“家族”については?
芦田:家族なら何でも分かるだろうとつい甘えてしまいがちですが、「ありがとう」や「ごめんなさい」などちゃんと言葉にしないと伝わらないこともあると思います。そこは私自身、いつも意識しているところです。
琉花は、お母さんとは同じ屋根の下で暮らしながら気持ちがすれ違ってしまったり、お父さんとは離れて暮らしているけれどいざという時に心配し合ったりしています。家族とはこうあるべき、と考えるのではなくて、お互いを思い合うことが大切だなと思います。
浦上:“海”と“空”は血のつながりは恐らくないのですが、兄弟として描かれていて、血のつながりではないところで絆があります。そこにアングラードが入って、家族のように描かれている食事のシーンが好きです。そこを注目してもらえたらうれしいです。
石橋:血のつながりだけでなくて、同じ気持ちを持って、思いやりや絆があるからこそ家族だと思います。“海”と“空”にとってはジュゴンも大切な家族なので、愛情や絆さえあれば家族になれるんじゃないかと思います。
稲垣:家族にはそれぞれの形があって、何が正解というふうには比べられないものだと思います。正明の家族も、別居していたり事情を抱えながらも、物語が進むにつれて、家族が再生していく姿も描かれます。この3人の家族は、ずっと絆を持って歩んでいくと思います。
家族といえば、作品の中では妻(琉花の母)役を先日ご結婚された蒼井優さんが演じていらっしゃいます。映画の中で夫婦の疑似体験を堪能していたので(笑)、ニュースを聞いた時は驚きました。
でも、山ちゃん(山里亮太)大好きですし、とてもお似合いだと思いますし、会見を見て山ちゃんかっこいいと思いました。おめでとうと伝えたいですね。お二人の末長い幸せを願っています。ぜひ山ちゃんにもこの作品を見てほしいですね!
公開中
原作=五十嵐大介
出演=芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周、森崎ウィン、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺徹
田中泯 富司純子
監督=渡辺歩
キャラクターデザイン・総作画監督・演出=小西賢一
美術監督=木村真二
CGI監督=秋本賢一郎
色彩設計=伊東美由樹
音響監督=笠松広司
プロデューサー=田中栄子
音楽=久石譲
主題歌=米津玄師「海の幽霊」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
アニメーション制作=STUDIO4℃
▼公式サイト
www.kaijunokodomo.com