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期待の日本人選手・堀江圭功のUFCデビュー戦はどうなる?格闘技UFC230の見どころ

2019/07/19 16:48

(写真左より)マックス・ホロウェイ、フランク・エドガー
(写真左より)マックス・ホロウェイ、フランク・エドガー写真/GettyImages


——「UFC230」のメインイベントは、フェザー級王者マックス・ホロウェイがフランク・エドガーを相手に3度目の王座防衛戦を行います。この一戦を髙阪さんはどう見ていますか?

「正直言って、エドガーにとってかなり厳しい試合になると思いますね。お互いがやってきた試合を見れば見るほど、“これ、賭けにならないんじゃないか?”と思ったりするんですよ」

――確かに、エドガーが敗れたジョゼ・アルド、ブライアン・オルテガに、ホロウェイは完勝しています。

「それもそうですし、ホロウェイとエドガーとでは、かなりの体格差がありますよね。とくに身長差は12cmもありますから。エドガーがパンチを当てるには、距離を詰めて中に入っていくしかないんですよ。まあ、エドガーはいつも自分より大きな相手と対戦しているので、遠い間合いからステップを踏んで、一気に懐に飛び込んでパンチを打ち込むのは得意ですけど、当てたところで、ホロウェイは打たれ強いし、パンチをもらってからの方が強くなるようなタイプですから。それを承知の上で、エドガーが前に出られるかどうかが、まず大きなポイントだと思いますね」

――殴り合いになることは避けられないが、突破口もまたそこだと。

「そこしかないです。距離を取った状態のままだったら、何もチャンスはこないので。もちろん、エドガーは相手が前に出てきたところにカウンターでタックルに入って、グラウンドでコントロールするのも得意なんですけど、ホロウェイはスタンドに戻すのもうまいですからね」

――そうなるとテイクダウンを奪ったエドガーの方が、スタミナ的に削られることにもなりかねないですね。

「あとは倒してからのキープに固執しすぎると、ホロウェイは立ち上がり際の打撃もうまいので、そこをもらってしまいかねない。だから、エドガーは立たれそうになったら、その前に手を離して次の体制に入ったほうがいい。そう考えると、グラウンドで立たれそうになったとき、手を離すことができるかどうかも、もう一つのポイントかもしれないですね」

――スタンドでもグラウンドでも深追いはせずに、ダメージを与え続けるしかないと。

「でも、エドガーサイドもそれを承知でこの試合を受けていると思うので、自分が考えている以上の戦略を立ててトレーニングを積んでいるとは思うんですよ。また、エドガーがここまで培ってきた技術、経験の蓄積と、試合中のひらめきで何が起こるかはわからないので。自分の想像を超えるようなホロウェイ攻略法を見せてほしいなって思いますね」

(取材・堀江ガンツ)

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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「生中継!UFC‐究極格闘技‐ UFC240 in カナダ フェザー級タイトルマッチ!フェザー級王者と元ライト級王者の新旧頂上決戦!」

7月28日(日)朝11:00
WOWOWライブにて放送

【対戦カード】
<フェザー級タイトルマッチ>
マックス・ホロウェイ vs フランク・エドガー
<女子フェザー級>
クリス・サイボーグ vs フェリシア・スペンサー
<フェザー級>
ハキーム・ダオドゥ vs 堀江圭功

【出演】
解説:髙阪剛、堀江ガンツ
実況:髙柳謙一
進行:渋佐和佳奈

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    高阪剛

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