<映画アドバイザー・ミヤザキタケル連載>得体の知れない恐怖体験をあなたに!結末が読めないホラー映画2作品【ザテレビジョンシネマ部】
本作もまた、ラストシーンをどう受け止めるかはあなたの心次第。そもそもどちらであったのか考えることすら許されないかもしれない。劇中において巻き起こるすべての現象は、家族間の不和がもたらしたものであり、人の強い想いが成し遂げたこと。それだけは確か。
異形の怪物も、襲い来る殺人鬼も、規格外の人喰い鮫も最恐に怖いけど、一番怖いのは視認したり認識することのできない概念的な恐怖ではないだろうか。そんな恐怖が詰まりに詰まった2作品。是非セットでご覧ください。
ミヤザキタケルさんプロフィール
長野県出身。1986年生まれ。映画アドバイザーとして、映画サイトへの寄稿・ラジオ・web番組・イベントなどに多数出演。『GO』『ファイト・クラブ』『男はつらいよ』とウディ・アレン作品がバイブル。