「R-1ぐらんぷり」直前インタビューPART7【佐久間一行】
一人話芸の日本一を決める「R-1ぐらんぷり2011」の決勝が、2月11日(金、祝)の夜7時から関西テレビ・フジテレビ系で放送される。放送直前に、8人の決勝進出者にそれぞれ直撃。7回目のインタビューは、芸歴14年目にして悲願の決勝進出を果たした佐久間一行。
――悲願の決勝進出おめでとうございます! 決勝に残った感想は?
「本当にうれしいです! R-1が始まったときから『決勝に行ってもいいのにねぇ』って言ってくださる方もいた中で、準決勝まで行けた時もあれば2回戦で敗退したこともあって、難しい大会だなってずっと感じてたんです。でも、絶対にあきらめたくなかったし、純粋に(NSC時代を含め)15年間ピン芸人をやってきて決勝に行けたっていうのがすごくうれしいです」
――なかなか結果が付いてこなかったこれまでのR-1で、悩んだりしました?
「もちろん悩みましたし、R-1用に変えたネタで挑戦したこともあったんですが、逆にウケなくなったんです。やっぱり(変えたネタでは)自分に合わないからなんでしょうね…。だから、自分らしいネタで通るしかないなって思ったり…。でもね! 今回の通ったネタは今までとは全然違うネタなんですよ! 今までのネタの雰囲気は残しつつ、全然違ったやり方のネタなんです。狙ってそうなった訳じゃないんですが、一番いい形なんじゃないかって思ってます」
――最後まで勝ち上げればネタを3本することになりますが?
「実は、もう(披露する)3本は決まってます。3本とも全然違ったネタなんですよ! それが15年ピン芸人やってきて、いろんなネタを作ってきたので、バラエティーに富んだ3本を見せれたらなと思ってます」
――対戦相手のヒューマン中村さんについてはいかがですか?
「めちゃめちゃ強いと思います。準決勝が一緒だったんですけど、一番ウケてたんじゃないかっていうぐらいウケてたんですよ。決勝進出者発表記者会見に出るために、大阪から一緒の新幹線に乗ってお互い『(進出できて)よかったねー』なんて言ってたのに『何でオレのとこ(対決するブロック)に来るんだよっ!』って思いましたけど(笑)。(決勝の対戦順は、抽選で2番目の選択順を引き当て、佐久間が好きな場所を指定。佐久間と対戦するブロックに中村が飛び込んだ)すごくウケてるのを目の当たりにしてるし、決勝では何するのか分かんないんで当たりたくなかったですね(笑)」
――優勝したら賞金500万円と冠番組がもらえますが?
「500万円はすべて親に渡しますかねぇ。15年お笑いをやってきて賞とか分かりやすい(結果)ものも獲ったこともないのに『お笑いやめなさい』って言わずに、『自分の人生なんだから好きなようにやんなさい』って応援してくれてるからこそ、こうやってお笑いを続けて来れて、こういう舞台に立てるのも親のおかげだなって思ってるんです。冠番組は、たまに深夜にやってる落ち着く番組をやってみたいですね。…僕、お笑い芸人なんですけど(笑)。でも、コントが好きなのでユニットコントとかやって、合間に目の保養で自然の映像流すとか(笑)。たまに若手のライブとかでMCをやったりもするんですけど、あんまり仕切るタイプでもないので自分も入って楽しむみたいな番組がいいですね」
――最後に意気込みをお願いします。
「自分が楽しくやれれば、勝利につながるかなって思っています! あんまり相手を意識し過ぎるとウケなくなっちゃうタイプなので、精いっぱい楽しみます! 実は今大会は人のネタをあまり見てないんです。これまではほかの人が気になってしょうがなかったんですが、今回は『このネタをしっかりやろう』って心に決めて臨んだら決勝まで来れたので。だから、(ほかの人の出来を)意識せず普通のネタ番組だと思ってやりたいですね。今まで僕がやってたネタとは全然違うネタなので純粋に3本見せたいです!」
2月11日(金・祝)夜7:00-8:54 関西テレビ・フジテレビ系で放送
公式ホームページ
http://www.r-1gp.com/top.htm