バイきんぐ、月収1万&借金100万から『キングオブコント』優勝で人生逆転!「結婚しようが何しようが、人生で優勝以上に嬉しいことはない」
——東京吉本の劇場氷河期ですね。
西村:「これは東京吉本に行っても、大阪時代と同じことになるぞ」と思ったんです。
それで最初は、大阪で同期だった「ゴリけん」がいるワタナベエンターテインメントに、とりあえず行きました。でも結局合わず、東京吉本に移籍したんです。
その頃には、ルミネtheよしもとがオープン。出演できる権利を得るためのライブが行われていまして。3位以内になれば出られるんですが、出演権を争うライブ自体が月に一度しかなく…。
「このままでは、うだつが上がらなそうだな」と、辞めたんです。
——そこからすぐ、現在所属しているソニー・ミュージックアーティスツ(以下・SMA)に?
西村:いえ、3年くらいフリーの時期がありました。事務所のオーディションをあちこち受けたりしていましたね。
小峠:ライブに出演できるのは月に1回くらいで、パソコン配達のバイトで食いつないでいました。
西村:僕は東京でもコンビニでバイトしていました。
——どのような経緯でSMAに?
西村「ソニーにお笑い部門ができる」と聞いて、じゃあ行ってみようかと。
——2016年の「R-1ぐらんぷり」で優勝されたハリウッドザコシショウさんも、大阪吉本からSMAに移籍してますよね。
西村:はい。しかもザコシショウさんも吉本やワタナベエンターテインメントを経てSMAと、僕らと同じルートを辿っていました。SMAの立ち上げで久々に再会したんですが、数奇な運命ですよ(笑)。