<ガキ使SPインタビュー>月亭方正&ココリコが語るダウンタウンのすごさ「『今から売れたんねん!』といまだに考えてはる」
――仕込みだったか否かは最後まで分からないんでしょうか?
方正:スタッフとはそういう話をしませんけど、次に細川さんと会った時に隣にいるのがあの人じゃなかったら、仕込んでいたってことでしょう。
遠藤:マネージャーさんは本当にあの人でした。
田中:へぇーっ!
遠藤:後日、別の局の廊下で会うたんですよ。
方正:でも、あの場面でもスタッフが作為的に「このマネージャーさん、おもろいな」って考えて、一緒に写り込むような撮り方にしたり…多分、そうやと思うな。
遠藤:その辺が心理戦ですね。
――逆に「蝶野(正洋)ビンタ」「タイキック」などある意味で“予定調和”になっている流れはどんな気持ちなんでしょう? 100パーセント分かっていて「来たな!」という感覚?
方正:蝶野さんは…そりゃあ来るでしょ。
遠藤:メインディッシュに近いですから(笑)。
方正:「今年は蝶野さんのビンタ、なければいいなぁ」とか僕が本気で思ってたら、ほんまのアホでしょ(笑)。
「スタッフとの間に信頼関係が“ある”のに“ない”からすごい」(方正)
――年に一度なのに定番があるというのは長く続くこの番組ならではですよね。ほかにこの特番が特別だと感じるのはどんな部分でしょうか?
遠藤:僕ら以上に周りの方たちが大変だろうなと。(ゲストの)キャスティングから、場所の確保、台本の準備、カメラの台数などなど、ほんまの特番やなっていう感じがします。僕らが小さい頃に見ていた「テレビの世界はすごい!」って思えるような規模の特番をやらせてもらっているなって。
田中:内容的にもすごいですよ。2年ぐらい前やったと思うんですけど、松本さんがウンコをもらしたかもしれないっていう流れがあって、たしか放送上は、そのくだりで年をまたいだんですよね。大晦日の大事な瞬間を。レギュラーの放送で大事にしている番組のカラーが、特番になってもベースとして変わらないんです。そこが特別かなと。
方正:30年も続くと、普通は“なあなあ”になると思うんですよ。スタッフと演者の関係が。それがない。信頼関係がないんです。
遠藤&田中:(苦笑)。
――信頼関係が“ある”のではなく?
方正:そこが難しいところでね。それを言えるのは、ある種の信頼関係なんです。そんなことを言っても許してくれるやろって。でも裏切られることもいっぱいあって(笑)、信頼関係がなくなっていくんですね。30年の積み重ねで信頼関係はあるんだけど、最終的にはない…そこがすごい。
遠藤:奥深い話ですね(笑)。
――今年放送される「青春ハイスクール」でも“なあなあ”にならずに新しい流れが生まれたそうですね。
遠藤:令和一発目ということもあるのか、新しい「笑ってはいけない」になっていると思います。
方正:空気感が違うよな。
――収録直後に発表されたコメントで、ダウンタウンのお二人が「今年は田中に関していろいろあって」と口をそろえていますが、心当たりは?
田中:もちろんあります。あるんですけど、どう言えばいいかな…。
方正:これは見てもらわないと分からないかもなぁ。ストーリーがひとつ出来たので、編集されてどう見えるのか楽しみです。今年の目玉じゃないですかね。
田中:僕としてはすごく不安です。何かしでかしてしまったのかな?と…。
方正:いや、しでかしてんのよ(笑)。それがどういう風に見えるか、やな。現場はものすごく盛り上がりましたね。エッジが効いているから、ベタな感覚では見れないかな。その辺も新しさにつながっているかもしれません。
2019年12月31日(火)夜6:30-
日本テレビ系
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