4年ぶりに「どんど晴れ」が帰ってきた! 比嘉愛未が岩手・盛岡にエールを!!
NHK BSプレミアムで4月24日(日)に放送される「どんど晴れ スペシャル」の試写会が4月13日NHK放送センター内で行われ、主演の比嘉愛未をはじめ、宮本信子、田辺誠一、林家正蔵、ICONIQが登場した。
同作は、岩手県を舞台に老舗旅館「加賀美屋」に飛び込んだ都会育ちのヒロイン・夏美(比嘉)が伝統と格式の前で孤軍奮闘しながら若おかみに成長していく姿を描いた作品。’07年に連続テレビ小説で放送され、4年ぶりにスペシャル版として帰ってきた。スペシャル版では、夏美はシンポジウムでリゾート会社代表の高木(田辺)と出会い「加賀美屋」を自然の力を活かし、環境に優しい旅館に改革しないかと提案されるところから物語が始まる。
岩手県盛岡市や遠野市などを舞台とする同作だが、東日本大震災が発生した3月11日は、2度目の岩手ロケへ出かける前日。ロケを中止せざるを得なくなり、一度は放送を中止することも考えられたという。
主演を務めた比嘉は「このドラマで良く訪れていた土地、岩手・東北の皆さんが苦しい思いをしている映像を見たりすると、胸が締め付けられる思いでいっぱいでした。自分に何かできないかずっと考えていました。『どんど晴れ スペシャル』として続編を作ることができて、このタイミングで皆さんにお届けすることができるというのは何か意味があると思っています。(ドラマの)テーマでもある“人と人とのきずな”を皆さんに感じていただいて、少しでも前向きな気持ちに、笑顔になっていただけたらという気持ちでいっぱいです」と被災地への思いを語った。加賀美屋のおかみで、夏美のよき理解者・環を演じた宮本は「4年ぶりに加賀美屋に帰ってきまして、盛岡の皆様に温かく迎えてもらいました。この大変な時期にこの『どんど晴れ』は何か皆さんのくつろぎや笑顔を取り戻し、前へ進んで行くきっかけになれば良いと思っています」と声を詰まらせながら話した。また、田辺は「今回ゲストとして参加させていただいて、役者としてのプレッシャーもありましたし楽しみもありましたし緊張感もあったのですが、出演者・スタッフの皆さんの“おもてなしの心”もありまして、現場はとてもやりやすかったです。今の時期に作らせていただいた意味というものがあると思うので、一人でも多くの方に何かが届くといいなと思っています」と力を込めた。今回のスペシャル版で、田辺と同じくゲスト出演する林家は「(撮影では)現地の盛岡の人の心の温かさを感じました。何か恩返ししたいと思っています」と撮影を振り返り、ICONIQは「このドラマで初めて訪れた岩手県だったんですが、今私にできることは、たくさんの方々に笑顔だったり元気を届けることだと思っています」と話した。
震災後も岩手ロケを行う予定だったが、一部台本を変更して完成させたという。この震災を受け、出演者全員が復興へ向けたメッセージを寄せた色紙を制作。この色紙は公式ホームページで公開され、色紙は盛岡に送られる予定だ。
4月24日(日)
前編 昼3.30-4.45 後編 昼4.45-6.00 NHK BSプレミアムで放送
5月6日(金)
前編 夜7.30-8.45
5月7日(土)
後編 夜7.30-8.45 NHK総合で放送
「連続テレビ小説 どんど晴れ 総集編」
5月3日(火)~5月5日(木)
昼4.45-6.00 NHK総合で放送