声優の下野紘と永塚拓馬が本格ダンスに挑戦!「こんなにガチで疲れている声優を見られるのは、この番組だけですよ」
2人はお互いをどう見ている?
――永塚さんにとって、下野さんはどういう存在ですか。
永塚「目指すべき場所かな。声質的にも下野さんとは近いところがあるし、同じ事務所で背中を見てきているので、下野さんは目指す場所なんだろうなと感じています。以前ラジオで3回くらい共演させていただいたんですが、今回またご一緒させていただけるということで、嫌われてなかったんだと、嬉しかったです(笑)」
――今回永塚さんをパートナーに選んだのは、どうしてですか。
下野「事務所の後輩で何人か候補はいましたが、一緒にダンスをするということで、今回は永塚だなと思いました。番組を一緒にやらせてもらったりしていたので、頑張ってもらいたいなぁと思って。思っていた以上に頑張ってくれて驚きました」
――番組の見どころをお願いします。
永塚「今回は信じられないくらいガチでやっています。こんなにガチで疲れている声優を見ることができるのは、たぶんこの番組だけですよ(笑)」
下野「短時間でどれだけやれるのか、我々の限界というか頑張りを見ていただければいいんじゃないかなと思います。後は2人の新たな一面というか、我々の人としての魅力が画面に映っていたら(笑)。永塚も男らしく頑張っています」
声優の仕事に誇りを持つ
――今、声優さんがあらゆるエンタメ分野で活躍されていますが、そのことに対してのお考えはありますか。
永塚「いろんな需要があるのは喜ばしいことだと思います。求めていただけての声優であって、役者ですから、その声が多いほうがいいですよね。そういった要望に対して全力を出して頑張りますが、期待に添えなかった場合はごめんなさい、っていう感じです」
下野「僕が声優をやり始めた頃と今とでは、声優に対する世間の認識が圧倒的に違いますが、声優がいろんなところに出て活躍するのはいいことだと思います。ただそうなると“声優ってマルチタレントなんだね”って言われたりもするんですが、何でもやるのが声優だとは思ってもらいたくないですね。声優は、声でキャラクターに命を吹き込んだり、海外の映画の吹き替えをやったりするのが本業であって、僕自身はそれを忘れてはいけないと思っています。事務所の後輩には声の仕事に誇りを持っている子が多いので、これからもその点を忘れないでいてもらえたら嬉しいです」
――下野さん出演のアニメ「カード・バトルZERO」についてもお聞かせください。
下野「かなりハチャメチャな作品です。僕が演じるヒロというキャラクターは、もともとトレーディングカードゲームのキャラクターなんですが、そのキャラクターが現実世界に飛び出して、とある学校でハチャメチャなことをしていくストーリーです。シュールで、パロディーもたくさん入っていて、何も考えずに見ることができるコメディーです。気軽にいろんな人に楽しんでもらえる作品だと思います」
――最後に視聴者に向けてメッセージをお願いします。
永塚「今回は本気でダンスに取り組みました。結果がどうであれ全力で頑張ったということだけは事実です。声優がダンスを頑張っているその姿と過程を、どうぞご覧ください」
下野「僕自身の“ダンスをやりたい”という思いだけで休日を過ごす形になりましたが、今回は僕と永塚の頑張っている姿や真剣な表情を見てください。そして個人的には、まだまだアクティブにやりたいことがたくさんありますので、またそういうチャレンジできる機会があればいいなと思います」
しもの・ひろ●1980年生まれ、東京都出身。
ながつか・たくま●1991年生まれ、神奈川県出身。