<試写室>「世界法廷ミステリー」“完全犯罪”を推理!予想の斜め上を行く展開にあ然
「狙われた証言者」
もう一つ取り上げるのは、アメリカ・ミズーリ州に住む女性・パメラを狙った襲撃事件。
2016年8月、警察にパメラから緊急通報が入る。電話越しに聞こえたのは、パメラの悲鳴と5発の銃声だった。警察が駆け付けると、現場にあったのは男性の遺体。パメラは家にあった護身用の銃で侵入した男に発砲し、助かったという。
襲撃犯のポケットからは「彼女を殺せ…首にナイフが刺さったままにしろ」という犯行を指示するメモと、現金900ドルが発見された。
実はパメラには、5年前に起きた殺人事件で重要な証言をしたことで、事件を解決に導いた過去があった。メモに書かれた凄惨な殺し方は、5年前の事件の被害者と同じ状況。5年前の謎に満ちた殺人事件が、パメラ襲撃の真相を暴く鍵になっていく。
犯人を起点に2つの事件が絡み合う展開に
過去の事件が起因となって起きたこの事件。パメラの襲撃事件の前に、この5年前の事件自体が謎だらけ。関係者の思惑が絡み合い、一筋縄ではいかない展開の連続だ
そして起きた襲撃事件。犯人もさることながら、想像の斜め上をいく手口にあ然としてしまった。後から思い返しても、宮根がぎりぎりまでヒントを出してくれていたように思うが、それでも全く予想できない「そんなことある?」と思うような事件だった。
私は残念ながらどちらの事件も推理を外してしまったが、自分では到底思いつかないような事例に驚くばかり。ドラマや映画でもなかなか見られないことが次々起こる実際の事件で、ぜひ推理を楽しんでみてほしい。
1月26日(日)夜8:00-9:54
フジテレビ系で放送