“日本語ラップの父”いとうせいこう、金田朋子のラップを評価「ちゃんとアンサーしているんだよね」
声優の金田朋子と木村昴がMCを務める「声優と夜あそび」(毎週月~金曜夜10:00-11:30 アニメLIVEチャンネル)の1月28日の放送回に、いとうせいこうがゲスト出演した。
いとうは、編集者、タレント、小説家、作詞家など幅広い分野で活躍しており、日本におけるヒップホップシーンの黎明期をけん引した“日本語ラップの父”と呼ばれている。
MCの木村がいとうと中学生からつき合いのあることは、以前に番組で明らかにしていたが、なんと金田も、かつていとうが参加していたバンド「口ロロ(クチロロ)」で歌っていたことが発覚。「ちゃんと喋るのは初めて」といいつつも、金田の自由なトークに、いとうの鋭いツッコミが冴えわたる、軽妙なトークがくり広げられた。
放送では、いとうの経歴を紹介する「で、結局いとうせいこうさんって何者?」のコーナーを実施。雑誌「ホットドッグプレス」の編集者時代に企画した「業界くん物語」や、日本語ラップの歌を多数収録したアルバム『建設的』を作った当時を思い出した。
そして話題が木村との出会いへ移ると、いとうが正月に自宅で開催していた新年会へ、当時まだ中学生だった木村が、知り合いの紹介で参加したことが発端だったことが明らかに。そこでボイスパーカッションを披露した木村に、会に参加していた名だたるラッパーが注目したことや、いとうがラップの曲が収録されたレコードを勧めたことなどを明かした。
木村にとって、いとうはまさに“恩師”であり、いとうにとっては子供の頃から知っている生徒のような存在。そんな木村がMC を務める本番組に出演したいとうは、「こんなふうに共演したことないから、今、目が合っちゃって恥ずかしいの!」と照れくさそうに告白した。「なんだよ昴よ~、なに真面目に進めているんだ! 子供だったくせに!」と笑いながら、成長した木村に目を細めた。