古田敦也、ドラフト会議でも“頭脳”で当たりを引き当てていた
3月31日放送の「川柳居酒屋なつみ」(テレビ朝日系)に元プロ野球選手・監督で、現在は野球解説者などで活躍している古田敦也がゲスト出演し、プロ野球ドラフト会議で当たりを引き当てた経緯を明かした。
ヤクルトの監督時代にドラフト会議に参加した古田は、くじ引きの前に「箱の中身をちゃんと見た」と告白。
プロ野球のドラフト会議では、有望選手に複数球団から指名が集まった場合にはくじ引きで決着するが、くじ引きのシステムは希望球団の代表者が順番に箱の中に手を入れて封筒をとっていくというもの。箱の中をのぞいただけでは同じ封筒がいくつも並んでいるだけで、当たりかどうかは封筒の中にある紙を見ないと分からない形になっている。
古田は、ドラフト会議のくじ引きについて「不正があるんじゃないかとよく言われた」と明かす。
現在のドラフト会議では中身が透けて見える半透明の箱が使われているが、以前は半透明ではなく、古田はくじ引きの前にしっかりと箱の中をのぞいて、封筒に印がついていないかをチェックしたという。
その時は5球団が競合するくじ引きだったため、のぞき込んだ箱の底には5枚の封筒が綺麗に並べられており、特に印のようなものは見当たらなかったとか。
ここで古田はくじを引くまでのわずかな時間に頭脳をフル回転させて、当たりの封筒がどこにあるのかを推理し始めることに。
5枚の封筒が整然と並べてあることから、くじを入れた担当者が几帳面で真面目な性格であると仮定。
不正が疑われないように一番上と一番下には当たりは置かない、分かりやすいど真ん中の3枚目も除外、残る2枚目と4枚目なら隠したい心理が働くから上側の2枚目ではなく4枚目に当たりがある、という結論を導き出した。
その予測は見事に的中し、古田が率いていたヤクルトが指名選手との交渉権を獲得した。
古田は「あんまり自慢することじゃないんですけど、今だから言えるかな~と思って」とはにかみながら、当時を振り返っていた。
次回の「川柳居酒屋なつみ」は4月7日(火)放送予定。
毎週火曜夜1:56-2:21
テレビ朝日系にて放送