9月23日(金)より公開される映画「セカンドバージン」のシーン撮影が6月28日、都内で行われ、あわせて鈴木京香、長谷川博己の取材会が開かれた。
同作は、'10年10月から12月にNHK総合で放送された大胆不倫ドラマ「セカンドバージン」を映画化したもの。20代のころに離婚し、仕事一筋に生きてきた45歳のキャリアウーマン・中村るい(鈴木)と、既に妻を持つ28歳の男性・鈴木行(長谷川)の危険な恋を描く。スキャンダラスな純愛を描いた物語は、多くの女性たちに共感を生み、回を追うごとに視聴率もアップ。第1話では視聴率5.5%だったものの、最終回では11.5%を記録している。同局の火曜10時枠で放送されたドラマの中でも、この視聴率は超えるものはいまだない。映画では、マレーシアの首都であるクアラルンプールを舞台に、ドラマでは語られなかった2人の真実を描く。
この日撮影が行われたのは、官僚や各界の経営者が集まるカクテルパーティーで、金融庁の那須田(北見敏之)の紹介により、るいと行が出会うというシーン。
撮影を終えた鈴木は「出会いの大事なシーンなので、気合いを入れて臨みました。ドラマと同じようなものを求められているということ、映画として違う表現もしなきゃいけないという、微妙な違いが難しかったです」と感想を述べた。また、長谷川は「新しい気持ちでやれました。正直言うと、ドラマ版の時のことはあんまり思い出せないんです(笑)。とにかくあの時、すごく大変だったので、いっぱいいっぱいになっていたと思うんです。ドラマと同じようなせりふがあったりもしたので、より深みが出たんじゃないかなって気がします。とにかく楽しかったです」と笑顔でコメント。
また、黒崎博監督について、鈴木は「短い時間お話しただけで、どういうことを求めているのかなんとなく分かるような気持ちでいます。監督の思いは受け入れつつ、私も長谷川さんも、『自分はこう思う』っていうことも伝えています」と明かし、続けて、共演者の長谷川については「主演のドラマを終えて一回りも二回りも大きくなって帰ってきてくれました(笑)。2人のシーンが多いので、相談したりなんかして、とても頼もしく思っています」と語った。
9月23日(金)全国ロードショー